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ヤフオク、匿名配送が「ヤマト運輸」でも可能に
「ヤフネコ!パック」匿名配送の利用フロー。(画像: ヤフーの発表資料より)[写真拡大]
ヤフーは27日から、ネットオークション「ヤフオク」で、ヤマト運輸を使った匿名配送の提供を開始した。匿名配送は出品者と落札者のお互いの氏名と住所を公開しなくても発送が可能なサービスである。2017年11月からゆうパックでの提供を開始し、好評を得て今回さらなるサービスの拡充となった。
【こちらも】ヤフオク、日本郵便と提携し「匿名配送」開始 互いに住所氏名明かさず取引
匿名配送は利用者の個人情報が守られるメリットがある。特に若い女性を中心に氏名や住所を公開することに抵抗がある人も多かったが、匿名配送が可能となったことで、さらに利用しやすいサービスになったと言えるだろう。
匿名配送ができるのは全ての商品ではないことに注意しておきたい。ヤマト運輸の匿名配送は、配送方法が「ヤマネコ!パック」に設定されている商品だけが可能となっている。また、ゆうパックを使った匿名配送は「ゆうパック」「ゆうパケット」に設定されている商品だけが可能である。
匿名配送の流れとしてはこうだ。商品落札後、落札者はヤフオクの取引ナビに、送り先の住所と氏名を入力する。この情報は出品者には公開されず、ヤフオク側で管理することとなる。支払い完了後、出品者に2次元コードが発行され、それを使ってヤマト運輸で手続きをし、送り状を発行して発送する形となる。送り状にも出品者と落札者の情報は記載されない。
手続きはヤマト運輸の営業所だけでなく、ファミリーマートとサークルKサンクスでも可能だ。コンビニで簡単に手続きが可能な手軽なサービスであることは嬉しいポイントだろう。
ヤマト運輸の匿名配送もゆうパックの匿名配送も、「安全満足サポート」の対象となっているので安心して利用ができる。万が一、商品到着後に傷や汚れなどあり、返品返金を出品者に求めても応じてくれないトラブルが合った場合、ヤフオク側からお見舞い金として上限1万円分のTポイントが送られる。
ヤフオクは個人で取引をすることもあり、不安で利用できない人もいたが、匿名配送はその不安を少なくするサービスの一つといえるだろう。(記事:風祭・記事一覧を見る)
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