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今年もヒットとなるか!?「銀魂2」はギャグだけでなくアクション&ホロリありの傑作
「銀魂2」でキーパーソンとなる土方(左)と伊東。どちらの演技も見物だ(c)空知英秋/集英社/2018映画「銀魂2」製作委員会[写真拡大]
■「銀魂2」は前作並みの好スタート
8月17日に公開された「銀魂2 掟は破るためにこそある」は、初週土日の興業収入が5億2,800万円と初登場1位となった。初週土日での動員数も38万5,000人となっており、ほぼ前作並みの滑り出しを見せていることがわかる。
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本作は前作に続く豪華キャストが目を惹くも、それ以上にアクション面でも大きく進化しているのがわかる。もちろんギャグもさらに磨きが掛かっているのだが、その見どころを少しだけ紹介していきたい。
■金欠の万事屋メンバー、バイト先はキャバクラ!?
金欠で家賃も払えない万事屋の銀時(小栗旬)、新八(菅田将暉)、神楽(橋本環奈)の3人。嫌がる銀時をしり目にアルバイトをすることになるも、そのアルバイト先は新八の姉である妙(長澤まさみ)の務めるキャバクラだった。
キャバクラのオーナー(佐藤二朗)から「VIPゲストがくるのに人が全然足りないから、3人もキャバ嬢となって接待してほしい」と頼まれるのだった。銀時と共に攘夷派だった桂小太郎(岡田将生)も交え、その流れのまま接待をすることになってしまう。
しかし、そのVIPとは真選組のトップである松平片栗虎(堤真一)だった。色々と目の敵にされている真選組の出現に驚愕する銀時一同だが、さらに片栗虎は将軍である徳川茂茂(勝治涼)をキャバクラに招き入れた。想像以上の人物の出現に、さらなるトラブルへ発展していくのだった‐。
■伊東の出現に揺れる真選組
他の真選組メンバーは将軍と片栗虎の護衛のため、引っ張り回される日々を送っていた。真選組の中でも切れ者と称される「鬼の副長」土方十四郎(柳楽優弥)は嫌気がさしてしまい、一服を兼ねて周りの警備を行うことにした。しかし、そのとき首の後ろに妙なものが刺さってしまう。その瞬間から「鬼の副長」と呼ばれていた土方の様子が変わると共に、真選組に参謀として招かれた伊東鴨太郎(三浦春馬)が暗躍を始めるのだった‐。
以前に比べてギャグ面も大幅にスケールアップした本作。前半部分では福田監督関連の作品ならば必ずと言っていいほど出演している佐藤二朗が大暴走。あまりの暴走ぶりに出演陣も笑ってしまう様子もあり、完成度の高いコントを見ている気持ちになれる。
また、本作は真選組が中心のエピソードが多く、土方をはじめ近藤勲、沖田総悟の活躍が圧巻。映画後半では彼らのアクションシーンが多く用意されており、そのシーンは過去の邦画にはない見ごたえとなっている。特に、沖田を演じる吉沢亮の演技は圧巻な上に、土方を演じる柳楽優弥の演技にはウルッとさせられるものがある。
かなり贅沢な映画となっている「銀魂2」は、ぜひ見ていただきたい1本である。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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