大阪桐蔭が13-2の圧勝で史上初2度目の春夏連覇　夏の甲子園

　21日、阪神甲子園球場で第100回全国高校野球選手権記念大会の決勝戦が行われ、大阪桐蔭(北大阪)が金足農業(秋田)に13-2で勝利し優勝した。大阪桐蔭は2012年の春夏連覇に続き史上初となる2度目の春夏連覇を達成、大会前から注目されながら期待どおりの優勝だった。一方、敗れた金足農業は東北初の優勝には手が届かなかった。

　試合は今大会屈指の好投手である金足農業の吉田輝星が大阪桐蔭打線をいかに封じ込めるかに注目が集まった。しかし、1回裏、大阪桐蔭はノーアウト1塁3塁のチャンスで連続三振を奪われるも、四球で満塁となったところで吉田の暴投で先制する。さらにタイムリーヒットで2点を追加、3-0といきなり主導権を握る。

　2回表、金足農業もすぐに反撃に出るもチャンスにタイムリーヒットが出ない。3回表に金足農業は四球でランナーを出すとワンアウト3塁から犠牲フライ、ノーヒットで1点を返す。

　4回裏から大阪桐蔭の打線が爆発する。3ランホームランで6-1と6リードを広げると、続く5回裏には2ランホームランで8-1とする。さらに連打が続き、4点を追加、12-1と試合を決定づけ、金足農業エースの吉田をマウンドから引きずり下ろす。

　金足農業は7回に1点を返すも、大阪桐蔭、先発の柿木蓮は試合の流れを変えさせず、13-2で大阪桐蔭が圧勝した。