元乃木坂・市來アナ、日テレ『行列のできる法律相談所』アシスタントに

2018年8月20日 11:32

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 8月19日に放送された、日本テレビ『行列のできる法律相談所』(日曜21:00~)において、現在アシスタントを務める徳島えりかアナの卒業と、新アシスタントとして新人の市來玲奈アナが10月から就任することが発表された。

 番組では、生放送のどっきりで市來アナを騙すような形で就任をつげることになり、状況を把握できないまま呆然と佇む市來アナが、この大抜擢に涙目になりながらもしっかりと挨拶をし、MCの東野幸治らが歓迎するという暖かい放送になった

 日テレの看板番組の一つでもある『行列』のアシスタントに抜擢された市來玲奈アナは、乃木坂46出身のアナウンサーとして、知名度もあり、期待もされていたが、教育係も担当していたという徳島アナが「彼女は本当に真面目で一生懸命で…」と紹介するぐらい、実力や仕事への姿勢も評価されており、ただ「元アイドル」の肩書だけで抜擢されたわけではないことは強調しておきたい。

 この大抜擢を素直に喜びたいところだが、市來玲奈アナは乃木坂時代から、その真面目さ故の間の悪さというか、運のなさというものも付きまとっているのが心配でもある。

 乃木坂デビュー当時は、抜群のダンスの実力と、広末涼子の再来とまで言われた端正な美しいルックスで、暫定選抜のフロントメンバーに選ばれ、デビューから4曲目の『制服のマネキン』まで選抜入りをしていたが、学業との両立に苦しみ、アンダーへ。

 大学受験が終わって、いよいよ本格的な活動ができると思った矢先に、思った以上に大学のスケジュールが厳しいという理由で、卒業を選択している。さらに、卒業後タレント活動をするなかで、TBSの『金曜日のスマたちへ』という番組内で、得意のダンスを活かして準レギュラー的扱いを受け、大会に出場する直前に、日本テレビ内定のニュースが流れ、番組を急遽降板したことで、ネットでバッシングを受けるなどの事件もあった。

 どちらも、彼女に責任があるわけではなく、特に後者などは、もう少し番組スタッフや事務所関係者が調整すればよかったレベルの話ではあるのだが、どうも、恵まれたスタートから不完全燃焼のラストというイメージがついてしまっているのも否定はできないところなのである。

 学業、あるいは就職と、芸能活動の両立は、周囲が思うほど簡単ではなく、こうした間の悪さで苦しんでいた彼女を見ていたファンは心配もしてしまうのだが、今回の『行列』は、アナウンサーとして、何かと両立しなければならないものではなく、全力投球できるチャンス中のチャンスでもある。

 乃木坂のメンバーも何度か出演している番組で、久しぶりの共演が見られることを楽しみにしたいと思う。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

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