ソニー、世界最小0.37型フルHD反射型液晶を商品化

2018年7月19日 21:29

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フルHD反射型液晶ディスプレイデバイスSXRD 『SXRD241A』(下)と
高画質信号処理駆動LSI 『CXD3554GG』(上)(写真:ソニー発表資料より)

フルHD反射型液晶ディスプレイデバイスSXRD 『SXRD241A』(下)と 高画質信号処理駆動LSI 『CXD3554GG』(上)(写真:ソニー発表資料より)[写真拡大]

 ソニーは18日、ポータブルプロジェクター用ディスプレイデバイスとして、フルHD解像度で世界最小サイズの0.37型の反射型液晶ディスプレイデバイス『SXRD241A』と、高画質信号処理機能を搭載した専用駆動LSI『CXD3554GG』を商品化すると発表した。

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 8月より『SXRD241A』と『CXD3554GG』の量産出荷を開始。狙う市場は、ポータブルプロジェクターだ。動画や静止画など様々なコンテンツを、家や外出先などで投影して利用する場面を想定し、ソニーの世界最小のHD反射型液晶を投入。サンプル価格は12,000円だ。

 0.37型(対角0.94センチメートル)上に、1920×1080の画素を搭載。画素ピッチは、4.25ミクロンメートル(1/1000ミリメートル)と従来の6ミクロンメートルから30%縮小。画素面積は従来の半分だ。

 一般的に画素ピッチを狭くすると、画質が悪化しやすくなるが、遮光層の追加や画素構造の最適化し、遮光特性を大幅に向上させた。また、RGBの光源を順番に高速で切り替え、そのタイミングに合わせて液晶を駆動。1つのパネルでフルカラー表示を可能にした。結果として、画素面積を半分にしたにも関わらず、高解像度や高コントラスト性能、高輝度を実現した。

●液晶ディスプレイデバイス『SXRD241A』の特長

 世界最小0.37型でフルHD解像度を実現。従来商品『SXRD101A』から1画素の面積が約50%となったにも関わらず、遮光層の追加や画素構造の最適化により、遮光特性を大幅に向上。RGB光源を時間分割で駆動することで、1つのパネルでフルカラー表示を可能にした。

●高画質信号処理駆動LSI 『CXD3554GG』の特長

 一般的なプロジェクターに搭載される台形補正機能に加えて、新たに幾何補正とエッジブレンディングの機能を内蔵。幾何補正機能は、投影面が曲面でも歪みの無い映像に補正可能だ。幾何補正のイメージ図では、円筒凸面や凹面、球面、壁面での幾何補正を示している。(記事:小池豊・記事一覧を見る

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