フェルナンド・トーレスのサガン鳥栖入りが決定!

2018年7月10日 21:43

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フェルナンド・トーレス。(c) 123rf

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■サガン鳥栖、F・トーレスを獲得

 10日、Jリーグのサガン鳥栖に元スペイン代表FWのフェルナンド・トーレスが加入することが決定した。F・トーレスはわずか16歳でアトレティコ・マドリードのトップチームに昇格し、ゴールを量産したことから、エルニーニョ(神の子)という異名がつくほどサポーターから愛されていた。

 その後リバプール、チェルシー、ACミランでプレーし、アトレティコ・マドリードに復帰した。いずれもビッククラブで成功を果たしたストライカーがJリーグに加入することは、日本サッカー界においても明るいニュースであることは間違いない。

 背番号は9。サガン鳥栖でもゴールを量産して鳥栖ファンのみならずJリーグファン、さらには日本代表の活躍により、サッカーを見たいと思うようになったファンを魅了してほしいところだ。

 彼を巡っては中国リーグ、メジャーリーグ(アメリカ)と競合になり、一時はサガン鳥栖との交渉は破談になったかと思われたが、状況は一転、鳥栖入りが発表された。ヴィッセル神戸に加入することになった同い年のアンドレアス・イニエスタと共に、ファンの期待は大いに高まっている。

■F・トーレスの実績

 日本サッカー界にとってF・トーレスのようなエースストライカーの加入は大変喜ばしいことだ。彼はEUROとワールドカップに3回ずつ出場し、先発でも途中出場でも得点能力の高さをうかがわせてきた。

 スピード、テクニック、高さ、どれをとっても超一流であり、日本人ストライカーが学ぶべき点は非常に多い。近年ではピーク時に比べ目覚ましい活躍ができているというわけではないが、まだまだワールドクラスであり、スペインでなければエース級だといえる。

■F・トーレスを止めて世界へ

 ここまでF・トーレスの凄さを挙げたわけだが、日本が今後ワールドカップで高みを望むのであれば「彼に好き勝手させない」というのは至上命題である。ワールドカップで突きつけられた「個の差」に日本の良さである「チームワーク」が融合した時、世界の強豪チームとも互角に渡り合えるのではないだろうか。

 サガン鳥栖のメンバーも、F・トーレスが加入したからと言って先発枠が1人分減るという考えでなく、彼の上を行き、試合に出る!という考えを持ってほしい。そうすることが日本サッカー界の更なる発展につながるだろう。

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