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35歳以上の転職経験者、30%が副業をしているという現実
エン・ジャパン運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」(上で、サイトを利用している35歳以上の転職経験のあるユーザーを対象に「副業(パラレルキャリア)」についてアンケートを行ない、1,144名から回答を得た。[写真拡大]
エン・ジャパン運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」(上で、サイトを利用している35歳以上の転職経験のあるユーザーを対象に「副業(パラレルキャリア)」についてアンケートを行ない、1,144名から回答を得た。
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副業をしているかどうかを尋ねたところ、30%のミドルが「はい」と回答。年収別に比較しても、いずれも3割超え(年収1000万円以上:31%、年収1000万円未満:30%)となった。
副業中の方に、副業に取り組む理由を尋ねたところ、第1位「報酬が得られる」(57%)、第2位「知見・視野が広がる」(46%)、第3位「本業の収入だけは充足していない」(40%)だった。年収別にポイント差が目立ったのは、年収1000万円以上は「知見・視野が広がる」(67%)、「新しい人間関係を構築できる」(50%)、「やりたいことが複数ある」(41%)。年収1000万円未満は「報酬が得られる」(60%)、「本業の収入だけは充足していない」(42%)だった。年収1000万円以上は、仕事を通じた仕事を充実感や刺激、年収1000万円未満は収入アップを目的にしている傾向が見受けられるといっていいだろう。
副業中の方に、具体的な取り組みを尋ねたところ、もっとも多かった回答は「本業以外の単発の仕事」(46%)だった。年収別にポイント差が目立ったのは、年収1000万円以上は「株式投資」(22%)、「起業」(15%)、「不動産投資」(13%)、「仮想通貨への投資」(13%)。年収1000万円未満は「ボランティア活動」(16%)、「地域活動」(12%)だった。
副業中の方に、「副業が本業で役に立ったことがありますか?」と訪ねたところ、54%の方が「はい」と回答している。具体的に、役に立ったエピソードをいくつか紹介しましょう。
「副業の成果が本業で認知され、実際の業務での活用や売上貢献につながった。(37歳男性)」、「営業の仕事ではお客さんからの信頼獲得が大事ですが、本業以外での様々な知見や経験があると信頼獲得の為に役立つことが多いです。(37歳男性)」、「本業では出会えない業種の人々と仕事をすることにより、固定概念を崩していくことができるところ。ひいては本業でも柔軟な発想に役立ち、自社が遅れている環境などが分かるところなど、メリットがたくさんあると思っています。(37歳女性)」、「本業で使用率が低かった英語ですが、副業では使用率が高いです。副業で定期的に英語を使用することによって、能力の維持に役立っています。(38歳女性)」。
こうしてエピソードを見るにつけ、様々な側面から副業は意義のあることかもしれないと思われると考えてよいだろう。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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