松井珠理奈の活動停止に心無い声

2018年7月9日 08:16

印刷

 今年のAKB総選挙において1位を獲得し、時期シングルのセンターになる予定でもあったSKE48松井珠理奈が、体調不良による活動休止を発表した。

【こちらも】AKB総選挙、今年の第一位は松井珠理奈

 ここ最近、なかなか万全の体調を維持できず苦しみながらも活動を続けてきた彼女だったが、ここに来てとうとう完全休養で回復をはかるということになったらしい。

 しかしながら、一部……とは言い切れない、かなりの数の誹謗中傷が、松井珠理奈に浴びせられ、体調不良による活動休止が発表されるとまずますその声は過激化している。

 ここでは書けないような、人権侵害や女性差別にあたる発言も平気で書き込まれ、少しでも咎められると逆切れして、「松井は叩かれるべきだ」「偽善者は消えろ」などと自己正当化をするお粗末な人間がこれほど多いとは思わなかった。

 どうやら、総選挙1位になったあとの記者会見で、3位に敗れたHKT宮脇咲良に飛ばした檄が、今回の直接の原因のようである。珠理奈に「ちゃんと踊って!」と言われた宮脇が踊れなくなったということを、松井自身が語ったことで、「何様だと思っているのか」「いい気になって」「宮脇が可哀想」といった批判が溢れた。

 叩いているのは宮脇のファンばかりではなく(むしろ宮脇ファンは少数派)元々多かった松井珠理奈アンチと、それに煽られたものたちがほとんどであるが、えげつない言葉が並ぶ。

 あまりの酷さに、卒業生の島崎遥香やAKBチームKの現キャプテンである込山榛香らもフォローするTweetをしているが、かえってそれが火に油を注ぐような状況になっている。

 松井にしてみれば、同期がみな卒業し、AKBの先輩たちもほとんどが卒業、AKBGの地盤沈下が叫ばれる中、危機感を募らせての言葉であり、本人自身も体調不良の身体に鞭打って、初期メンバーの背中を見せようとしてのことでもあり、多少の反発は予想していたにせよ、ここまでひどく、しかも選挙と関係のないことまで持ち出して叩かれるのは想定外だったのではないかと思う。

 問題となった記者会見は、確かに言葉足らずで違和感が残ったとはいえだ。

 おりしも彼女の休業が発表された日に、欅坂46の平手友梨奈が番組内でセンターとして復活し、神宮球場では乃木坂46の北野日奈子の復帰が発表された。二人とも活動休止前と休止中にはアンチによる攻撃もあったが、会場やTL上では、拍手をもって迎えられ、涙を流すファンも少なからず存在し、アンチは無視され、沈黙させられた。

 果たして松井珠理奈が復帰するとき、AKBGのファンが同じような振る舞いができるだろうか?また、今の運営に断固とした措置がとれるだろうか?

 かつて、秋元康氏は「アンチは無料の宣伝マン」という名言を吐いたが、時は流れ現在のアンチ活動をしている人間は、残念ながらインフルエンサーとしての価値もない。

 このような人間をできるかぎり排除したうえで、松井珠理奈が屈託のない笑顔で復帰することを祈りたい。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事