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ディーゼル レッドタグ 第2弾はグレン・マーティンスとタッグ
ディーゼル(DIESEL)は、Y/プロジェクト(Y/PROJECT)のデザイナー、グレン・マーティンスとのレッドタグプロジェクト「ディーゼル レッドタグ(DIESEL RED TAG)」を、2018年6月16日(土)にイタリア・ミラノにて発表した。
■レッドタグプロジェクトとは
レッドタグプロジェクトは、世界的に大きな影響力を持つデザイナーを迎えてカプセルコレクションを制作しするプラットフォーム。2018年初めに始動し、第1弾ではフッド バイ エアー(HOOD BY AIR)のシェーン・オリバーとタッグを組んだ。
第2弾として新たな創作に挑むマーティンスは、ディーゼルのブランドメッセージ、特に『Go With The Flaw(完璧ではないからこそ魅力がある。)』をベースにしたという。不完全がいっぱいのコレクション、着る人が自分流に着こなすことができるコレクションを作ろうと試みた今回は、ベーシックなアイテムからインスピレーションを得ながらも、意識的な間違いや不完全さを含ませた。
プレゼンテーション形式で発表した今回。階段状になった鉄骨で組み立てられた舞台に、老若男女問わずあつめられたモデルたちが4人ずつ、おおよそ同じものを身につけて上がっている。合図の音が鳴るたび、彼らは階段を1段ずつ登り、そのループを繰り返す。
ある一段にはボンバージャケットを着用したモデル群。どのアイテムにも共通して、サイドにはボタンが並んでいたりジッパーが配されていたりして、如何様にも変形できる構造だ。単純に全てを閉めてロング丈で着こなすものもいれば、片側は開いて捻れをつくるものもいる。つまりはメンズでもウィメンズでも着られるし、マーティンスの思考通り着こなし方は自分次第というわけだ。
それはボトムスにも同じことが言える。ボトムスも同じくサイドにボタンが施され、きちんと止めれば原型を保ちハイウエストになるのはもちろん、サイドを開けば開くほどローライズになる。バナナの皮をむいたときのように捲れたウエスト部分は、また新たな意義を見出し、ある時はレイヤードっぽく、またある時は装飾っぽく振る舞う。洋服自体の意義が、着る人の考えによって左右される感覚が面白い。
オーソドックスなアイテムが揃う中、自身のブランドでもフォーマルとストリートの組み合わせを得意とする彼が、そのビジョンをデニムのパイオニアとしての不動のポジションを誇るディーゼルに投影している。そのほか基礎に置いたのは、ボンバージャケット、テーラードジャケット、ネルシャツ、デニムパンツ、スウェットなどのラインナップ。日常的に身につけやすいものをチョイスしているからこそ、きっとより強く多様性を感じられる。
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