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米個人消費好調、年4回の利上げは確定的か?
記事提供元:フィスコ
*21:27JST 米個人消費好調、年4回の利上げは確定的か?
米商務省が14日発表した5月小売売上高は前月比+0.8%のやや高い伸びを記録した。4月分も+0.3%から+0.4%に上方修正された。自動車除いた小売売上高も前月比+0.9%で市場予想の同比+0.5%を上回っており、かなり強い数字になった。5月の小売売上高は予想以上に強い内容だったことから、市場関係者の間では4−6月期の米国内総生産(GDP)成長率は前期比年率4%台の高い伸びになるとの見方が増えているようだ。堅調な雇用情勢が個人消費を後押ししていると言えるかもしれない。
米連邦公開市場委員会(FOMC)が13日公表した経済予測で金利見通しは上方修正されているが、今年2回目の利上げを実施しても4−6月期のGDP成長が大幅に加速していた場合、今年後半に2回の追加利上げが実施されることは正当化されそうだ。現時点で米国経済が過熱しているとは言えないものの、インフレ率は上昇傾向にあるとみられており、米長期金利が3.25%程度まで上昇する可能性は否定できなくなった。《MK》
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