パナソニック、業務用途の頑丈スマホ「TOUGHBOOK FZ-T1」開発

2018年5月30日 21:55

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「TOUGHBOOK FZ-T1」(画像: パナソニック モバイルコミュニケーションズの発表資料より)

「TOUGHBOOK FZ-T1」(画像: パナソニック モバイルコミュニケーションズの発表資料より)[写真拡大]

  • 仕様のイメージ。
  • TOUGHBOOK FZ-T1

 パナソニックモバイルコミュニケーションズが屋外での厳しい環境でも安心して使えるスマートフォンのような端末、5型頑丈ハンドヘルド「TOUGHBOOK FZ-T1」を開発した。これは従来の頑丈パソコン「TOUGHBOOK(タフブック)」シリーズの新たなラインナップで、スマートフォンのコンパクトさと業務使用にも耐える頑丈さをあわせ持ったもの。発売は2018年10月を予定しているとのこと。

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■通話からバーコード読み取りまで多機能な端末

 TOUGHBOOK FZ-T1の最大の特徴はそのコンパクトさにある。パナソニックの頑丈パソコンは世界シェア16年連続1位の実績を持っているが、そこにスマートフォンのように小型で便利に使えるモデルも欲しいとの要望があり、今回この高さ154×幅75×厚さ13.1mmのポケットサイズモデルを開発した。

 TOUGHBOOK FZ-T1の用途は製造、物流、小売の倉庫作業や、医療現場での電子カルテの入力、製造業での資料作成などを想定している。屋内外を問わず水や埃、振動が多い場所で故障の心配が少なく安心して使えるよう、さまざまなテストを実施済みだ。また、TOUGHBOOK FZ-T1にはPDA・ハンディターミナル・携帯電話機能が搭載されているほか、バーコードリーダー、非接触ICカードリーダーライター、docomoモデルとauモデルにはLTE/3G回線の音声通話およびデータ通信、約800万画素の高解像度リアカメラ、大音量スピーカーなど仕事に適したさまざまな機能が搭載されている。

 現時点で発表されている仕様は、Android 8.1、CPUはQualcomm MSM8909 1.1GHz (Quad Core)、メインメモリー2GB、ストレージeMMC 16GB。メモリーの増設はできないとのこと。価格はWi-Fi版が8万円程度になる見込みだ。現場で頑丈に使えるコンパクトな端末が欲しい人は検討してみてはいかがだろうか。

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