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シュッピン 18/3期は営業利益が40.1%増。売上高及び各利益ともに前期、業績修正後計画を上振れて着地
*10:37JST シュッピン---18/3期は営業利益が40.1%増。売上高及び各利益ともに前期、業績修正後計画を上振れて着地
シュッピン<3179>は8日、2018年3月期決算を発表した。売上高が前期比23.7%増の309.21億円、営業利益が同40.1%増の15.36億円、経常利益が同41.1%増の15.21億円、当期純利益が同45.4%増の10.77億円となった。
One To Oneマーケティング施策の取り組みとして、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトにおいて、AI(人工知能)を活用した顧客毎の閲覧及び購入履歴とマイアイテムへの登録状況をもとにした商品レコメンドをトップページに表示した。全ECサイトでは、購入時に利用可能で今後は顧客毎にサービス内容をカスタマイズすることも予定している「ご優待チケット」、EC会員がマイページで登録した商品の販売価格変更等の情報を知らせる「欲しいリスト」、登録した商品入荷情報を配信する「入荷お知らせメール」で顕在化されたニーズに応えるOne To Oneアプローチを推し進めた。そして、商材に関連した世界中の最新情報を厳選して配信することや商品の値下り・買取価格の値上り情報などをタイムリーに知らせる公式アプリを商材毎にリリース、また、Map Cameraから導入を開始していた「こだわり検索」をすべての商材のECサイトへ展開することで、専門店ならではの情報発信とユーザビリティ向上を図った。
その他の取り組みとしては、自社が扱う価値ある商材は国境を越えた需要があることに着目し、新たなチャネルと新たなユーザー層へのアプローチの為に「Map Camera」で海外モール(eBay)を利用した越境ECを開始した。さらに、購入後にカメラを楽しむ“場”としてフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」を公開し、カメラ事業とのシナジー効果と中長期的にはメディア収益や有料サービスの導入による収益事業としての展開を視野に入れたサイトとして運営を開始した。これら個別のアプローチを中心とした施策の効果とECを主軸とした既存の各種サービスによる買取増加が販売増加に繋がった。
2019年3月期通期については、売上高が前期比14.4%増の353.81億円、営業利益が同19.9%増の18.42億円、経常利益が同20.5%増の18.33億円、当期純利益が同16.1%増の12.51億円を見込んでいる。《TN》
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