映画『十年 Ten Years Japan』総合監修に是枝裕和、杉咲花や國村隼ら出演

2018年5月8日 11:00

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記事提供元:ファッションプレス

 映画『十年 Ten Years Japan』が、2018年秋にテアトル新宿ほかにて全国順次公開される。

■新鋭映像作家が独自の目線で描く10年後の社会、人間

 映画『十年 Ten Years Japan』は、香港で社会現象となったオムニバス映画『十年』を元に、日本、タイ、台湾それぞれの新鋭映像作家が独自の目線で自国の10年後の社会・人間を描く、国際共同プロジェクト「十年 Ten Years International Project」による作品。「十年 Ten Years International Project」は、アピチャッポン・ウィーラセタクンが監督として参加したタイ版が第71回カンヌ国際映画祭特別招待作品として選出されるなど、世界から大きな注目を浴びている。

■エグゼクティブプロデューサーに是枝裕和、杉咲花や國村隼ら実力派俳優が出演

 『十年 Ten Years Japan』のエグゼクティブプロデューサーを務めるのは、2018年6月公開の映画『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門へ出品されることが決定した、是枝裕和。オムニバス映画の総合監修を務めるのは是枝自身初の試みとなる。また、キャストには『湯を沸かすほどの熱い愛』や実写版『BLEACH』に出演し、今最も勢いのある女優・杉咲花や、『パンク侍、斬られて候』など話題作への出演が絶えない日本映画界を代表する俳優・國村隼など、豪華キャストが集結した。

■展開される5つのストーリー

 オムニバス映画である『十年 Ten Years Japan』は5つのストーリーで構成。それぞれのストーリーは、異なる監督とキャストで制作された。

■『PLAN75』

 高齢化問題を解決するために、75歳以上の高齢者に安楽死を奨励する国の制度『PLAN75』。公務員の伊丹は、貧しい老人達を相手に“死のプラ ン”の勧誘にあたっている。一方、出産を間近に控えた妻・佐紀は認知症の母親を抱え途方に暮れていた。命の価値を揺るがすシステムの中で葛藤する人々を描く問題作。監督:早川千絵キャスト:川口覚、山田キヌヲ、牧口元美ほか

■『いたずら同盟』

 国家戦略IT特区となった、とある田舎町の小学校。そこに通う子供たちは、人工知能システム“プロミス”による効率的な将来予測と画一的な道徳 に従いさえすれば苦しむことはない世界が日常となっていた。ある日、小学校で飼っている老馬へ、殺処分の判断がなされる。いつも反抗的で 独りトラブルばかり起こすリョウタだが、クラスメイトのマユとダイスケとともにいたずらを画策する。監督:木下雄介キャスト:國村隼ほか

■『DATA』

 母の生前のデータが入った「デジタル遺産」を手に入れた女子高生の舞花。データをもとに母の実像を結ぶことに喜びを感じていたが、母の知 られざる一面を見つけてしまい・・・。少女の目を通した、記録と記憶を巡る物語。監督:津野愛キャスト:杉咲花、田中哲司ほか

■『その空気は見えない』

 大気汚染によって地下への移住を強いられた日本。「地上の世界は危険だ」という母の教えを守り、地上の生活を知らずに地下の街で育った10歳の少女ミズキは、地下での生活に何の疑問も持たずに生活していた。ある日、ミズキの友人カエデが地下の街から突然姿を消す。ミズキはカエデが残したある物を見つけたことをきっかけに、まだ見ぬ地上の世界に夢を抱くようになる。監督:藤村明世キャスト:池脇千鶴ほか

■『美しい国』

 自衛隊徴兵制が義務化された日本。徴兵制の告知キャンペーンを防衛省から請け負った広告代理店に勤める渡邊は、政府からの要請で若者に親 しみやすいポスターデザインに変更する為、元のデザインを担当したベテランデザイナー・天達に一人謝罪しに行くことに。そこで天達のデザインに込められた思いを知ることになる。監督:石川慶キャスト:太賀、木野花ほか

【詳細】映画『十年 Ten Years Japan』公開時期:2018年秋 テアトル新宿ほか全国順次ロードショーエグゼクティブプロデューサー:是枝裕和監督・脚本:早川千絵、木下雄介、津野愛、藤村明世、石川慶出演:杉咲花、國村隼、太賀、川口覚、池脇千鶴、田中哲司、山田キヌヲ、牧口元美、木野花ほか

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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