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生駒里奈卒業に泥を塗る残念な乃木坂ファンの行為
5月6日、乃木坂46生駒里奈が参加する最後の全国握手会が千葉県幕張メッセで行われた。
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卒業セレモニーやミニライブもあるため、早くから相当な混雑が予想されたが、実際当日は、最寄りの海浜幕張駅から出ることも困難なほどの混雑で、参加人数は推定で3万5千人、ライブに参加しなかったり、途中であきらめた人などを考えると、およそ4万人ぐらいの人出だったと思われる。
この握手会に参加するには、CDについている参加券が必要なのだが、生駒の卒業特需もあり、新曲『シンクロニシティ』は発売から10日たっても5ケタの売り上げが続く大ヒットとなっている。
しかしながら、ここに来て残念なことに、乃木坂ファンのマナーの悪さが様々な形でクローズアップされている。
今回の握手会も、近隣住民からの苦情に配慮して、徹夜は禁止であるのだが、前夜から数千人のファンが列をなし、しかもその写真をSNSにアップすることで、さらに人が増えるという悪循環を招いているし、大人数で長蛇の列ができている中、平気で割り込みをしてくる人たちへの対処も運営のほうがうまく処理できなかったという。
飛び交うファンの怒号に、握手会参加を諦めて、泣いてる子供の手を引いて足早に立ち去る親子も数組、みかけた。また、記者は当日昼前に現地についたが、お菓子などのゴミ袋が散乱している場所もあり、ファン有志が必死で掃除をしていた。
もちろん、想定外の人出に運営の対応、ガードマンらの配置が追い付かなかった部分もあるが、この有様では2度と乃木坂に幕張メッセを使わせないでほしいという声が聞こえてくるのも無理はない。生駒里奈は「ファンは私の誇りです」との名言を残したが、これではその言葉も虚しく聞こえてしまう。
それだけではない。
メンバーの井上小百合、鈴木絢音が出演していた舞台の劇場でも、観劇マナーを守らないファンが出て、オフィシャルのほうからマナーに関する注意事項がアナウンスされている。
乃木坂の柱ともいえる、グループ外の舞台の仕事において、このような悪評がつけば、キャスティングに二の足をふまれる可能性も増えてしまう。井上の『若様組まいる』、鈴木の『ナナマルサンバツ』ともに、演技において高い評価を受けており、ますます可能性は広がっているのに、ファンが邪魔をしては意味がない。
今回、売り上げにおいて乃木坂がAKBを上回ったこと、さらにテレビ番組の出演が増え、その知名度がさらにあがっていることを考えると、今後さらに新しいファンが増えてくる可能性は高い。しかし、その中には、ただ「勝ち馬に乗りたい」というだけの動機のもの、無責任に絡んで空気だけを味わいたいものなど、グループやメンバー、さらにはファンや運営への敬意を持たず、自分勝手に振舞う人たちも増加してしまうのは、AKBGも苦しんだことだ。
一見、楽曲も、個人仕事も順風満帆に見える乃木坂だが、ここにきて“劣化した”ファンの増加による風評被害が高まってしまうことのないようにしてほしい。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)
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