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衛星/地上デュアルモード対応スマホ、ドバイで発表 業界初
ドバイのThuraya Telecommunications Companyは11日、モバイル衛星サービス(MSS)業界初という衛星/地上のデュアルモードに対応するAndroidスマートフォンThuraya X5-Touchを発表した(プレスリリース、Android Policeの記事、SlashGearの記事)。
Thuraya X5-TouchはSIMカードスロットを2つ搭載し、衛星モードと地上モード(2G/3G/4G)で同時待ち受けが可能なフルデュアルモードを実現。Thurayaの衛星ネットワークは欧州・アフリカ・アジア・オーストラリアの160か国以上をカバーしており、無指向性衛星アンテナにより歩きながらの衛星通話も実現する。地上モードは多くの2G/3G/4G周波数に対応しているとのこと。Thurayaでは衛星/地上フルデュアルモード対応のフィーチャーフォンや、スマートフォンに衛星通信機能を追加するスリーブ製品などを発売しているが、これまで衛星通信対応のスマートフォンは製品化していなかった。
Thuraya X5-Touchは政府などの仕事で地上基地局によるカバー範囲を頻繁に出入りするユーザーがターゲットで、GPSだけでなくロシアのGLONASS、中国のBeiDou(北斗)といった衛星測位システムも利用可能だ。防水・防塵性能はIP67でMIL 810 G/Fにも準拠しており、MSS業界で最も丈夫な携帯電話だという。プレスリリースにスペック表は掲載されていないが、ゴリラガラスを採用する5.2インチのFHDタッチスクリーンディスプレイやカメラ(リア/フロント)、大容量バッテリー、専用SOSボタン、Wi-Fi/Bluetooth/NFCなどの記載がみられる。
Thuraya X5-TouchはThurayaのサービスパートナーから2018年第4四半期に提供開始予定とのことだ。
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