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乃木坂46 星野みなみ写真集『いたずら』の衝撃!
20thシングル『シンクロニシティー』の発売キャンペーンに、セーラームーンミュージカルへの出演、平手・志田抜きでのアニバーサリーライブの成功に、新冠番組のスタートなど、この4月になって、坂道グループのニュースが毎日のように出ている。
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これまで乃木坂を引っ張ってきた生駒里奈の卒業を控えて、グループ一丸となってさらに上を目指そうとする姿勢とも見えるが、それ以上に個々のメンバーがタレントとして熟成され、さらに安定した魅力を放つようになった印象も強い。
実際、乃木坂は紅白歌合戦への出場も結成から5年目で、いわゆるブレイクにはかなりの時間がかかっているわけだが、その分、メンバー1人1人の成長の過程を楽しむこともでき、同時に箱押し(特定のメンバーだけではなく、グループ全部を応援する)のファンも増やすことができたといえるだろう。
そんな遅咲きアイドルグループである乃木坂を象徴するメンバーの1人が、今月10日にファースト写真集『いたずら』を発売した星野みなみである。
一昨年から、乃木坂の写真集は安定して売れている超優良コンテンツだが、公式ツイッターによると、初版から7万5,000部、もう重版もきまっているなど、メガヒットの予感が漂っている。さすがに、乃木坂として真っ先にCM出演(AC)を果たし、デビュー曲『ぐるぐるカーテン』では生駒里奈、生田絵梨花とともにフロントに抜擢されただけのビジュアルの強さではあるが、同時に彼女ほど、愛されすぎて苦しんだメンバーも少ないような気がする。
13歳で乃木坂に加入した彼女は、それまで中学では陸上部に所属しており、歌やダンスの経験がまったくないまま合格し、前述したように早くから中心メンバーとして活動を始めている。
人懐っこい笑顔や、特徴的な声、素直に感情を顔に出す無邪気さなどから、年長メンバーからはかわいがられ、ファンからも、何をしても「カワイイ」と言われるという特殊な立ち位置になってしまった彼女は、ブログの更新が少ないことも手伝って「ワガママ」「やる気がない」という誹謗中傷も受けるようになった。
また、先ほど書いた『ぐるぐるカーテン』のフロント「生生星」(生駒・生田・星野)の中で、唯一アンダーになった経験もあり、太陽と月と比喩された齋藤飛鳥との序列も逆転されている(齋藤飛鳥は表題曲のソロセンター経験がある)。
しかし、星野の苦悩は序列やポジションなどではなかった。
彼女は運動神経がいいことも手伝ってか、過酷なことで知られる乃木坂のヒット祈願では最多出場を誇り、富士登山や氷瀑登りといったことを経験している。さらには、声が小さいという弱点も克服し、ライブのMCも上達したし、未経験だったダンスや歌も確実に上達している。
その一方で、デビューから休業し遅れていきなり福神に抜擢されたことで、周囲との関係に緊張感があったという秋元真夏にも壁を作らず話しかけたり、自分のアンダー降格と入れ替わりでいきなりセンターに抜擢された堀未央奈とは親友関係になり、自分を慕う後輩、向井葉月のために番組内でオムライスを作るなど、優しさ、面倒見のよさなども漏れ伝わってきている。
こういうよさは、最近になって表立ってきたことで、数年前までは、ファンからは常に「何をやってもかわいい末娘」的な贔屓の引き倒し的な状況に苦しんでいたのである。
冠番組『乃木坂工事中』での選抜発表のときに、「何のとりえもないのにかわいいだけで選抜になっていいね」とファンに言われたと、目に涙をためながらカミングアウトしたり、『Rの法則』で学生時代をふりかえるトークをしていたときに、活動が忙しくて学校行事に参加できないということを言いながら声を詰まらせ、その後「すいません」と謝罪するなど、自分の努力と周囲の評価のズレに苦悩する姿が垣間見えることもあった。
今回の写真集では、童顔で、あどけない彼女の外見は昔のまま、しかしながら眼差しやふとした横顔には、様々な経験を積み、葛藤を乗り越えた大人の女性がまとう美しさもしっかりと確認できる。
胸元のあらわなランジェリーショットもあるが、1人の20歳の等身大の女性としての色気と美しさと清潔感が溢れていて、ドキッとさせられること受けあいだ。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)
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