「もんじゅ」廃炉計画第1段階が認可、7月より燃料取り出し作業を開始へ

2018年3月30日 23:47

印刷

記事提供元:スラド

 2016年に廃炉が決定した高速増殖炉「もんじゅ」だが、28日、原子力規制委員会がもんじゅの廃止措置計画のうち2018~2022年度までの工程(第1段階)を認可した。これを受けて今年7月よりまずは燃料取り出し作業が行われる予定(読売新聞東京新聞日経新聞TBS)。

 第1段階での費用はおよそ1500億円とされており、廃炉全体の費用は約3750億円と見積もられている。もんじゅについては冷却剤として使われている液体ナトリウムの抜き取りが困難ではないかとの報道があったが、第1段階ではこの作業については時期が明記されていない模様。

 スラドのコメントを読む | 日本 | テクノロジー | 原子力

 関連ストーリー:
毎日新聞がもんじゅのナトリウム抜き取りは困難と報道、原子力機構は否定 2017年11月30日
脱・原発にかかるコストは約40兆円という試算 2017年02月28日
高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉が決定 2016年12月22日
もんじゅ、今後10年間運転するなら6000億円の追加支出が必要 2016年08月31日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事