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ニューロンの新生、13歳ごろでストップか
記事提供元:スラド
記憶や思考を司るとされる脳の神経細胞ニューロンは一定の年齢までは新たなものが体内で作られるものの、それを超えると新生が停止するそうだ(Nature Asia、CNN、NEW ATLAS、Slasjdpt)。
ニューロンが一定の年齢に達すると新生されなくなることは今までも示唆されていたが、新たな研究によると13歳ごろでニューロンの新生は止まる可能性が高いという。
この研究では死亡後もしくは手術時などに海馬から採取された59のサンプルを対象に調査を行った。その結果、妊娠14週間の胎児ではニューロンが海馬内で移動し成長していく様子が確認できたが、妊娠22週間までにニューロン細胞の移動が減少し、1歳までには未成熟なニューロンは少なくなっていたという。未成熟なニューロンが確認された脳組織の年齢は最大で13歳だったとのことで、この前後でニューロンの新生が止まるのではないかと見られている。
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