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【業績でみる株価】シノケングループは16年高値に接近、18年12月期増収増益・連続増配予想
シノケングループ<8909>(JQ)は、アパート販売やマンション販売の不動産販売事業を主力としている。17年12月期は大幅増収増益・増配だった。18年12月期も増収増益予想、そして連続増配予想である。株価は地合い悪化の影響が一巡して昨年来高値を更新した。そして16年高値に接近している。
■アパート販売やマンション販売の不動産販売事業が主力
アパート販売やマンション販売の不動産販売事業を主力として、不動産管理関連事業、ゼネコン事業、エネルギー事業、介護事業、その他事業も展開している。
2月14日には3カ年業績見通しを上方修正し、新たに20年12月期の目標を売上高1500億円、営業利益160億円、経常利益158億円、純利益110億円とした。
■17年12月期増収増益・増配、18年12月期も増収増益・増配予想
17年12月期の連結業績は売上高が16年12月期比30.3%増の1059億36百万円、営業利益が22.2%増の129億20百万円、経常利益が23.3%増の122億01百万円、純利益が27.4%増の84億89百万円だった。
8期連続増収増益で、過去最高を更新した。配当は普通配当45円に特別配当5円および記念配当5円を加えて、19円増配の年間55円とした。
主力の不動産販売事業の売上高が34.5%増の795億78百万円、営業利益が21.3%増の113億33百万円と大幅伸長した。不動産管理関連事業も27.7%増益、エネルギー事業も64.4%増益と好調だった。介護事業は新規施設開設に伴う先行投資負担で27.2%減益だった。
18年12月期連結業績予想は売上高が17年12月期比13.3%増の1200億円、営業利益が4.5%増の135億円、経常利益が8.2%増の132億円、純利益が8.4%増の92億円としている。配当予想は5円増配の年間60円としている。さらに業績達成度合いで特別配当金の実施を予定している。
■株価は地合い悪化の影響が一巡して16年高値に接近
株価は地合い悪化の影響が一巡し、2月21日に昨年来高値2988円まで上伸した。そして16年5月高値3110円に接近している。2月26日の終値は2933円、今期予想連結PERは5~6倍近辺、時価総額は約529億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線が上向きに転じて先高観を強めている。上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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