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8割の子どもが「スマホは勉強に有効」、スマホと子どものリアルな実態調査
「連絡手段」を主な理由に子どもにスマホを持たせる親は意外と多い。その反面、いざスマホを持たせるとなると、少し不安に思う親も多い。そんな親御さんのためにNTTドコモは、お子さんとスマホについて考えるための特別サイト「親のための 子どもスマホ“必修”講座」を2月2日に開設。そして、そのサイト内で、全国のスマホを持つ12歳~18歳の子ども1204人や両親を対象にスマホに関するアンケートを実施した。
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まずはスマホと勉強の関係に迫った。子どもにスマホを持たせる際の懸念点が、実際、子どもたちはスマホを勉強に活用しているのか、勉強の妨げにならないのかという点ではないだろうか。
そこで、子供たちに「スマホは勉強に有効だと思うか?」と単刀直入に質問。すると、「特に勉強には活用していない」と回答したのは約18.8%。大多数81.2%の子どもが何かしらの形でスマホを勉強に活用していることが分かった。親が思っているほどスマホは子どもの勉強の妨げにはなっておらず、約8割の子供がスマホは勉強の役に立つと回答していた。
勉強への活用方法を細かく聞くと、最も多かった回答が「分からないことをネットで調べる(80.2%)」だった。ネット上には限りない量の情報があり、その危険性を感じる人もいるようだが、しかしその膨大な情報は子どもたちが何かを学ぶ際に大きく役立っているとも言える。
さらに子供たちにSNSへの質問も投げかけている。イマドキの子どもたちは、「TwitterやInstagramなどのSNSを一体どのように使用しているのか?」質問。
すると、第1位は「ひまつぶし(58.3%)」。第2位は「趣味など情報収集(56.3%)」、そして第3位にランクインしたのが「友達との連絡手段(54.7%)」ということが分かった。
SNSは「情報発信手段」は当然だが、今の子どもたちにとっては「連絡手段」と考えている子が多いようだ。連絡ツールとして捉えているからこそ、個人情報を気軽に載せてしまったり、気軽な投稿やコミュニケーションが増え、トラブルにつながるケースが増えているのかもしれない。
そして、「スマホ(携帯含む)を持っていない友達とのコミュニケーションに不便さを感じるか?」という質問に対しては、65.3%もの人が「不便だと感じる」と回答。スマホは大人社会だけでなく、いまや子ども社会においても必須のツールとなっているようだ。スマホを介したコミュニケーションが一般化しているものの、その使い方や、使う上でのマナーをしっかりと理解しなければ、友達関係のトラブルを引き起こしかねない。親として、きちんと子どもにスマホ、そして特にSNSを使用する際のルールやマナーを教える必要があるようだ。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る)
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