【業績でみる株価】シルバーライフは高値圏、18年7月期増収増益予想

2018年2月1日 10:50

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 シルバーライフ<9262>(東マ)は、高齢者向け配食サービスFC本部の運営を主力として、高齢者施設等への食材販売や高齢者向け冷凍弁当のOEM販売も展開している。18年7月期増収増益予想である。株価は高値圏だ。目先的な過熱感が解消して上値を試す展開が期待される。

■高齢者向け配食サービスFC本部運営が主力

 17年10月東証マザーズに新規上場した。高齢者向け配食サービスFC本部の運営(サービス名称:まごころ弁当、配食のふれ愛)を主力として、高齢者施設等への食材販売(サービス名称:まごころ食材サービス)、および高齢者向け冷凍弁当のOEM販売も展開している。

 業界1位の全国店舗網と配食ネットワーク、配食に特化した冷蔵(チルト)食材と豊富なメニュー、自社工場によるフレキシブル生産体制などを強みとしている。売上高は食材卸売が主力で、この他にFC加盟店からのロイヤリティ等がある。

 17年7月期の販売先別売上高構成比は、FC加盟店(FCロイヤリティを含む)が77.6%、高齢者施設等向け14.1%、OEMが8.3%だった。店舗数は合計563店舗(まごころ弁当が367店舗、配食のふれ愛が196店舗)だった。

 なお17年12月には、高齢者見守りサービス「シルバーライフ安否確認アプリ」をリリースし、特許出願したと発表している。

■18年7月期増収増益予想

 18年7月期の非連結業績予想は、売上高が17年7月期比17.9%増の61億84百万円、営業利益が12.0%増の5億32百万円、経常利益が9.4%増の5億90百万円、純利益が1.8%増の3億84百万円としている。

 第1四半期は売上高が15億円、営業利益が1億19百万円、経常利益が1億27百万円、純利益が77百万円だった。前年同期と比較できないが、順調に推移したようだ。FC加盟店は17年7月期末比20店舗増加の583店舗となった。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.3%、営業利益22.4%、経常利益21.5%、純利益20.1%と順調である。通期ベースで好業績が期待される。

■株価は高値圏

 株価はIPO時の17年10月高値5220円を突破し、1月10日の上場来高値6690円まで急伸した。その後はやや乱高下する形だが、高値圏で推移している。

 1月31日の終値は5790円、今期予想PERは約37倍、時価総額は約151億円である。目先的な過熱感が解消して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
株は世に連れ、世は株に連れ=犬丸正寛の相場格言(2018/01/01)
【特集】戌(いぬ)年相場は4勝1敗、「戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる」でいい年に(2018/01/01)
【注目銘柄】マルゼンは高値圏モミ合いから上放れ、18年2月期予想は増額の可能性(2017/12/31)
【注目銘柄】アドベンチャーは調整一巡して上値試す、18年6月期大幅増収増益予想(2017/12/31)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事