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【どう見るこの相場】景気拡大期待で堅調だが、スピード調整や10~12月期決算控えて様子見も
今週1月15日~19日の株式市場は、世界的な景気拡大への期待感や、地政学リスクへの警戒感の後退で、引き続き堅調な展開が想定される。ただし年初に急伸した反動のスピード調整や、次週から本格化する企業の10~12月期決算発表を控えて、様子見ムードを強める可能性もありそうだ。
■景気拡大への期待感で堅調だが、決算発表控えて様子見も
前週(1月9日~12日)の日経平均株価は、週初9日は135円46銭高と好調に始まったが、10日~12日は3日続落の展開となった。為替が1ドル=111円台前半までドル安・円高方向に傾いたことも影響した。ただし10日~12日合計の下落幅は196円17銭にとどまっている。スピード調整の範囲だろう。
今週(1月15日~19日)は基本的には世界的な景気拡大への期待感、北朝鮮やイランを巡る地政学リスクへの警戒感の後退で、引き続き堅調な展開が想定される。前週末12日の米国株が大幅高だったことも支援材料だ。
ただし、年初に急伸した反動のスピード調整が完了したとも言い切れず、次週(1月22日~26日)から本格化する企業の10~12月期決算発表を控えて、様子見ムードを強める可能性もありそうだ。為替が1ドル=111円台とややドル安・円高水準であることも買い控えに繋がりそうだ。
■出遅れ感の強いセクター・銘柄に注目、中国関連株にも注目
物色面では引き続き、業績予想の上方修正など好材料が出た銘柄、新興市場中心に値動きの良い中小型株、テーマ関連株などが個別に物色されそうだ。また全体として様子見ムードを強めた場合には、出遅れ感の強いセクターや銘柄に対して水準訂正の動きが強まりそうだ。
さらに1月18日発表予定の中国10~12月期GDPに対する思惑で、資源関連など中国関連株に先回り買いが入る可能性もあり、注目しておきたい。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展) (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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