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メルカリ、即時買取サービス「メルカリNOW」開始 市場のポテンシャルに期待
メルカリは27日、出品したものを即現金化できるサービス「メルカリNOW」を開始した。
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「メルカリNOW」は、フリマアプリ「メルカリ」内の即時買取サービス。手元にある商品のブランドと状態を選択し、カメラで撮影するだけで買取金額が表示される。了承すればすぐに銀行口座に買取金額が振り込まれる。
買取金額は、1日100万本以上の出品がある「メルカリ」のデータを元に査定される。買取金額の上限は1アイテムあたり2万円まで。全ユーザーでは1日あたり1千万円までとなる。1千万円買い取るとその日のサービスは終了となり、翌日午前10時にリセットされ、サービス再開となる。換金された商品は2週間以内に無料で集荷され、期間内に発送がなされない場合はキャンセル扱いになるという。
現金化までの具体的なステップとしては、アプリを立ち上げて、始めにブランドを選択。現時点では選択項目に表示されるブランド品しか売ることはできない。次に商品カテゴリ(ジャケット、バッグなど)を選択するが、こちらも現時点ではレディース・メンズの服飾品に限定されており、今後そのジャンルを拡大していくという。
商品カテゴリを終えると、次は商品の状態を申告。「新品・未使用」、「美品(1回以上使用したことがある)」、「使用感あり」の3つから選択して入力を終える。
最後に写真を撮影。写真は商品全体が写っていれば問題なく、美しさや見映えは関係ないとされている。写真を終えると即査定金額が表示されるので、ユーザーが了承すれば取引成立というわけである。
こうした即時買取サービスは「CASH」が先行している。6月にアプリをリリースすると買い取り依頼の殺到により、開始後16時間でサーバーがダウンした。通常のフリマサービスでは「忙しくて時間がない」、「待てない」という潜在需要の大きさは市場の注目を集め、今月21日にはDMM.comが70億円で「CASH」を買収した。今後は、資本力やサービス基盤、豊富な人材を背景に一気にアクセルをかけるとしている。
今回の「メルカリNOW」もサービス開始後、アクセス殺到によりサーバーがダウンした。メルカリとしては今後、高く売れる「メルカリ」と早く売れる「メルカリNOW」を差別化することで、ユーザーのニーズを柔軟に捉えていくようだ。即時買取サービスは、ヤフーなど他社も参戦していることから、事業者間の競争はさらに激化していくことが予想される。
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