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【男を黙らせる運転テクニック(中)】高速道路追い抜き編 右カーブで抜き、抜かれろ!
■右カーブで抜き、抜かれろ!
まず安全に抜くタイミングを意識できなければならない。がむしゃらに速く走るのではなく、自分のタイミングで追い抜くことだ。まず前方を確認し、直線で抜き去れるのか?それとも右カーブで抜き去ることが出来るのか?を見定める。なぜなら、追い抜くときは追い越し車線を使うことが決まりだからだ。すると右曲がりでないとスピードが速くなり危険が増す。また自車は出来るだけ直線に近いルートで走り、追い抜くことが自然で無理がない。横Gが少なくて済むのだ。これはすなわちムリな速度を必要としないことになる。スムーズだが速いのだ。
【前回は】【男を黙らせる運転テクニック(上)】高速道路追い抜き編 安全にぶっ飛ばせ!
つまり、左車線を巡行して右カーブに差しかかり、クリッピングポイント(最も内側の点)のとき、右車線に出て、出来るだけ自車は直線を走るようにルートを取る。すると自然に追い越し車線に出て、自然に走行車線に戻ることになる。これが一番賢い抜き方だ。もちろん前車の動向に注意しつつ追い越しをかけるのだ。問題は、後続車に追い抜かれるタイミングが重なるときだ。
抜かれるときも右カーブで抜かせるのが、やはりムリがない。自車は走行車線を守り、後続車が右カーブに差しかかったときに、自然に追い越し車線に出られるようにタイミングを計り、追い出すのだ。後続車が無茶な運転をしている車で、常に追い越し車線を走ってくるときも、右カーブの時に抜かせるのだ。自車のスピードをコントロールするのだが、バックミラーを見ながらタイミングを計るので、むしろ「追い抜かれるほうが難しい」。そうやって抜きつ抜かれつしながら走るよりも、ぶっ飛ばして「抜くだけ」、「追いついて来たらパトカー」だと簡単だ。でも、それでは男は恐れて逃げてしまう、もうちょっとスマートに行こう。
■左カーブで抜かなければならないとき
抜くときと、抜かれるときが重なると大変難しくなる。そのタイミングを取る幅を広げるために、左カーブで覆い被すように抜かねばならないときの注意をみてみよう。左カーブで追い越し車線を飛ばさねばならないので、スピードが速く時間もかかり危険が増す。そこで左カーブで追いついてしまったときは、カーブの出口まで我慢して走行車線を走り、カーブの出口で立ち上がるときにアクセル全開、追い越し車線に出て行く。するとそれほど無理はない。直線的に走れるからだ。「車は走っている物体」と運動神経を研ぎ澄ませて感じ取り、出来る限り無理のないルートを見定めることだ。
注意すべきは前車に近づきすぎないことだ。スリップストーム、つまり前車の後部の真空状態に引き寄せられて引っ張ってもらうと、燃費も良くなり追い越しの時の加速も容易なのだが、近づきすぎると接触の危険が増えるので注意することだ。また、追い越し車線に出るときは、必ずミラーを見ることを忘れるな。予想外に加速してくる後続車もいるので油断は禁物。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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