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米銃乱射事件容疑者のiPhone、死亡した容疑者の指でロック解除できたか
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 米国テキサス州で11月5日、教会で銃を乱射して子供を含む26人の命を奪った銃乱射事件が起きたが、米FBI(連邦捜査局)はこの犯人が所有していたiPhoneのロックを解除できなかったことが話題になっている(iPhone Mania、nrp、The Washington Post、Slashdot)。
犯罪事件の容疑者が使用していたiPhoneのロック解除についてはたびたび話題となっており、過去には捜査目的で容疑者のiPhone 5sやiPhone 5cのロックを解除したという事例がある。しかし、今回はロック解除ができなかったようだ。担当捜査官は「私はその端末が何かを語るつもりはない。買おうとする人物がみな悪人だなどとは言いたくはないから」と説明し、暗号化技術に対する批判もあったようだ。こうしたことから、スマートフォンの暗号化解除議論が再燃しそうな様相を見せている。
ただ、今回FBIはAppleに対してロック解除を依頼しなかったとも報じられており、FBIの行動に批判的な意見もある。48時間以内にAppleと連絡を取り合っていれば解除できた可能性があるというものだ。専門家は犯人の端末がTouchID対応のiPhoneであったならば、FBIが事件発生2日以内に死者の指を使って解除を試みていれば、解除に成功していた可能性は高いとしている。
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