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男子サッカー東京五輪、森保一代表監督が就任会見
30日、男子サッカーの東京五輪代表監督となったサンフレッチェ広島前監督の森保一(もりやす・はじめ)氏が都内で就任会見を開いた。監督選考は協会の西野朗技術委員長に一任されてのものであった。それだけに同席した西野技術委員長からも「奇人変人と言われてもかまわずに高い要求をしていくこと、その先に成果がある」との助言もあった。
会見では「全力を出し切ってメダルを獲得したい」と意気込みを語った。自身の日本代表選出体験もあり、「誰にでも代表になるチャンスがある」と名前だけで代表選手を選ばない方向性も明らかにした。
森保一監督は長崎市出身の49歳。1987年にマツダに入団、Jリーグの広島、京都、仙台で活躍した。現役時代のポジションはボランチで、全くと言っていいほど無名の選手であったがオフト監督に抜てきされて日本代表を地味に支える名選手であった。1993年のアメリカW杯アジア最終予選でドーハの悲劇を体験している。Jリーグでは293試合に出場15得点、日本代表では国際Aマッチ35試合出場1得点、2004年に現役を引退した。
指導者としては、U-20代表コーチ、広島コーチ、新潟コーチから2012年、広島監督に就任して3度のリーグ優勝を果たしている。毎年、主力選手が引き抜かれる環境にありながら短期間でJ1リーグ3度の優勝は五輪代表監督にふさわしい実績と言える。
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