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【注目銘柄】アバントは上場来高値更新の展開、18年6月期最終増益・増配予想、基準日10月31日で株式2分割予定
アバント<3836>(東2)に注目したい。連結会計・経営システムのパッケージソフト開発・ライセンス販売・導入サービス・保守サポートを展開している。18年6月期は営業減益・経常減益・最終増益・増配予想である。営業利益に関しては保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。なお10月31日を基準日(効力発生日11月1日)として1株を2株に分割する。株価は上場来高値更新の展開だ。
■18年6月期最終増益・増配予想
18年6月期連結業績予想は、売上高が17年6月期比6.8%増の112億46百万円、営業利益が6.3%減の12億24百万円、経常利益が6.5%減の12億24百万円、純利益が13.3%増の7億52百万円としている。純利益は前期計上の特別損失(和解金3億26百万円)一巡が寄与する。
IFRS(国際財務報告基準)の適用や国内外のグループ企業に対するガバナンス強化など市場環境に大きな変化はなく、売上面では連結会計・経営に関する分野におけるライセンス販売、コンサルティング・サービス、サポート・情報検索サービスが順調に伸長する見込みだ。利益面では、採用した人材が売上貢献するまでのリードタイムを考慮して生産性や利益率の一時的低下を見込み、働き方改革関連やR&D関連の経費の増加などを織り込んで営業・経常減益予想としている。ただし保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。
なお9月20日に株式分割および配当予想の増額修正を発表している。17年10月31日を基準日(効力発生日17年11月1日)として1株を2株に分割する。配当予想は年間10円(期末一括)とした。11月1日付株式2分割を考慮して前回予想の年間19円を9円50銭に換算すると前回予想比50銭増額、17年6月期の年間16円を8円に換算すると前期比2円増配となる。
■株価は上場来高値更新の展開
株価(17年9月22日付でJASDAQから東証2部に市場変更)は上場来高値更新の展開だ。9月21日には2195円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが自律調整の範囲だろう。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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