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SNSのフォロワー1000人以上だけ参加可能な『インスタ就活』開催
SNSのフォロワーが1000人以上の就活生だけが参加可能な『インスタ(インフルエンサー)就活』という就活イベントが開催され、第4回にあたる今年は11月8日の予定。企業とSNSに慣れ親しんだ学生との出会いのきっかけを作り、採用の橋渡しをするのが目的だ。[写真拡大]
近年インスタグラムをはじめとするSNSが、情報を発信するうえで欠かせない媒体となっており、様々な企業がSNSへ興味を示している。その企業側のニーズを満たすため、東京リクルートフェスティバル実行委員会(運営:STARS)はSNSのフォロワーが1000人以上の就活生だけが参加可能な『インスタ(インフルエンサー)就活』という就活イベントが開催を開催している。4回目にあたる今年は11月8日に開催される予定だ。
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日本企業におけるTwitter活用が始まったのは2009年頃。以降、企業のソーシャルメディア戦略は多様化せざるを得ない状況になっている。しかし、多くの企業がSNSでのプロモーションやマーケティングを始めようにも、様々なユーザー層に対して各々のニーズに沿った情報を発信していくことは難しい。また、Facebook、 Twitter、Instagramなどの各媒体によって、ユーザー特性や文化、習慣の違いがあり、媒体ごとに最適化して運用することは容易ではない。
そこで、企業とSNSに慣れ親しんだ学生との出会いのきっかけを作り、採用の橋渡しをする企画がインスタ就活だ。企業としても、通常の就活市場では出会えない形で、ビジネス感度の高い優秀な学生との交流が可能ということで参加するメリットは高い。
自分の強みは何なのか、企業が求めている人材はどんなものなのかがわからない学生も多い。そんな学生にとっても、インスタ就活はSNSに特化しているので、強調すべきポイントが明確で、自己アピールもしやすいだろう。
大学生に人気なインフルエンサーを交えたSNSに特化したグループワークと、企業との交流会が主な内容だ。過去には「人事などのSNSアカウントのフォロワーを増やすには」というテーマで、学生たちは自分たちが普段から行っていることを提案し、ディスカッションを行った。また、参加者が就活生かつマイクロインフルエンサーであるため、同じ横のつながりができるというメリットもある。
参加者は各回20人程度で、半数以上が女子学生で、難関大学の学生が8割を占めているという。特にサークルなど学生団体のリーダーなど積極的に情報発信を行う、アクティブで流行に敏感な学生が多いという。実際にこのイベントで参加企業から内定を獲得した学生もおり
イベントでは人事のSNSアカウント運用について学生からフィードバックをもらうという取り組みも行われていて、学生のフォロワーが増加してSNSを使った採用活動の改善効果も期待できる。今後ますますSNSが普及し、その運用スキルは今や企業のプロモーションをする上で必須となってきている。こうした就活イベントは学生にとっても、企業にとっても、今の時代で活躍するために有益だと考えられる。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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