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Adblock Plus、仮想通貨採掘スクリプトのブロック方法を解説
Adblock PlusがWebページに埋め込まれた仮想通貨採掘スクリプトをブロックする方法について解説している(Adblock Plusのブログ記事、BetaNewsの記事、VentureBeatの記事、Neowinの記事)。
仮想通貨採掘プログラムの無断実行は以前にも問題になっているが、最近The Pirate Bay(TPB)がユーザーへの断りなくWebページで仮想通貨「Monero」を採掘するCoinhiveのスクリプトを実行していたことが発覚。TPBでは利益を生み出す新しい方法を試すうえで24時間だけ実行したと釈明している。
Adblock Plusでは「EasyPrivacy」フィルターリストを使用することでCoinhiveのスクリプトをブロックできる。EasyPrivacyを使用しない場合、Adblock Plusのオプションで自作フィルターとして||coin-hive.com/lib/coinhive.min.jsを追加すればよいとのこと。また、仮想通貨採掘スクリプト専門のフィルターリスト「NoCoin」も紹介されている。
TPBのテストは当初設定ミスでCPU負荷が高くなったことでも批判されたが、海賊版ストリーミングに使われることが多いAlluc.eeではユーザーがCPU負荷をコントロールできる仕組みを用意している。さらに、一定のハッシュを生成したら広告を非表示にするという。著作権者の働きかけにより、海賊版サイトでは広告の質が大きく低下する一方、Google ChromeはBetter Ads Standardsに違反する広告を来年初めから非表示化する。そのため、TorrentFreakの記事では仮想通貨採掘が将来的に海賊版サイトの収入源となっていく可能性を指摘している。
なお、Chrome拡張「SafeBrowse」がCoinhiveのスクリプトを実行していたことも先日判明し、Chromeウェブストアから削除されている。拡張機能に仮想通貨採掘スクリプトが埋め込まれていた場合、広告ブロック拡張機能でブロックすることはできないとみられる。
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