【注目銘柄】パーソルホールディングスは日柄調整完了して上値試す、18年3月期増収増益・増配予想

2017年9月11日 16:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 パーソルホールディングス(旧テンプホールディングスが17年7月商号変更)<2181>(東1)に注目したい。持株会社傘下にパーソルテンプスタッフ(旧テンプスタッフ)やパーソルキャリア(旧インテリジェンス)などを置く人材サービス大手である。需要が高水準で18年3月期増収増益・増配予想である。そして増額余地がありそうだ。株価は5月の上場来高値後の日柄調整が完了し、上値を試す展開が期待される。

■18年3月期増収増益・増配予想で増額余地

 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比14.4%増の6773億円、営業利益が7.8%増の360億円、経常利益が6.9%増の365億円、純利益が24.6%増の222億円としている。配当予想は1円増配の年間18円としている。

 第1四半期(4~6月)の連結業績は売上高が前年同期比17.8%増収、営業利益が1.5%減益、経常利益が0.0%減益、純利益が12.6%減益だった。さらなる成長に向けた人員増強、ブランド・システム投資の増加などで営業利益は微減益だったが、旺盛な需要も背景に既存事業が安定成長し、M&Aも寄与して大幅増収だった。派遣・BPOは10.4%増収、リクルーティングは12.7%増収、海外は4.2倍増収、ITOは7.2%増収、エンジニアリングは6.6%増収だった。

 第1四半期の進捗率は、第2四半期累計(4~9月)に対して売上高50.0%、営業利益57.7%、経常利益59.2%、純利益54.8%、通期予想に対して売上高23.9%、営業利益25.3%、経常利益25.9%、純利益24.4%である。M&Aなどで下期偏重の計画であることを考慮すれば高水準であり、通期予想に増額余地がありそうだ。

■株価は日柄調整完了して5月の上場来高値試す

 株価は5月に上場来高値2353円まで上伸し、その後は2050円~2250円近辺でモミ合う形だが、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。日柄調整が完了し、上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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