関連記事
FBIに逮捕された著名ハッカー、裁判費用募集も不正な寄付多く集まり中止に
あるAnonymous Coward曰く、 5月に大きく話題になったマルウェア「WannaCry」を無効化する方法を発見したセキュリティ研究者のマーカス・ハッチンス氏が、別のマルウェアに関与した疑いでFBIに逮捕されるという事件が発生した。(過去記事)。氏は単にマルウェアサンプルを入手しようとしていただけという見方もあり、同氏の裁判費用を賄うべくクラウドファンディングで資金調達プロジェクトが立ち上げられていたのだが、そこに寄せられた資金の大半は不正なクレジットカード番号で寄付されていたことが判明したという(BuzzFeed News、TechCrunch、Slashdot)。
弁護士のTor Ekeland氏によると、収集された資金のうち少なくとも15万ドルは不正ものだったそうだ。このため、正当なカード番号のものも含めた寄付金は返却されたという。また、正当な寄付金は約4,900ドルほどだったという。裁判費用についてはマーカス・ハッチンス氏の友人が別の手段で募金を集める計画もあるようだが現時点では何も決まっていないようだ。
スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | インターネット
関連ストーリー:
WannaCryptの拡散を止めた英国のセキュリティ研究者、別のマルウェアの作者として米国で逮捕 2017年08月05日
米NSA、WannaCryには北朝鮮の諜報機関が関与していると判断 2017年06月20日
ランサムウェア「WannaCrypt」、大流行中 2017年05月15日
「4chan」が資金不足で閉鎖の危機。支援を申し入れた人物は証券詐欺疑惑で逮捕歴のある人物 2016年10月06日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク