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スマホ販売台数、17年第2四半期は3億6623万台 新興国で4G端末需要が増
Gartnerのデータによると、2017年第2四半期のスマートフォン販売台数は前年同四半期から6.7%増(2,288万台増)の3億6,623万台だったそうだ。特に新興国市場での4Gスマートフォン需要の伸びが目立っているという(プレスリリース)。
市場別の販売台数では1位の中国本土が11.1%減(1,265万台減)の1億152万台となり、シェアは5.6ポイント減の27.7%となった。一方、2位のアジアパシフィック地域の新興国は31.7%増(1,881万台増)の7,824万台で、シェアも4.1ポイント増の21.4%となっている。このほか増加しているのは昨年同四半期の5位から4位に上昇した西欧で、販売台数は3,579万台(427万台増)、シェアは9.8%(0.6ポイント増)となった。
3位の北米は232万台増の4,044万台となったが、シェアは0.1ポイント減の11.0%、5位に下がった南米は3,287万台(18万台減)でシェアは9.0%(0.6ポイント減)、日本を含むその他の地域は1,031万台増の7,737万台。新興国市場での4Gスマートフォン需要の高まりは、価格帯の中間に位置する150ドル~200ドルのスマートフォンの需要の高さが物語るとのこと。
メーカー別の販売台数では1位のSamsungが前年同四半期から7.5%増(579万台増)の8,254万台となり、シェアは0.1ポイント増の22.5%となった。Samsungは好調なGalaxy S8/S8+の需要により、3半期連続で減少していた販売台数・シェアが増加に転じた。2位のAppleは0.2%減(8万台減)の4,431万台で、シェアも0.8ポイント減の12.1%となった。第4四半期には次期iPhoneの発売による大幅な増加が予想されるが、今年後半はプレミアム価格帯のスマートフォン全般にフラッシュメモリーやOLEDディスプレイの品不足が懸念材料となる。
3位のHuaweiは17.3%増(529万台増)の3,496万台、シェアは9.8%(0.9ポイント増)で過去最高を更新した。出荷台数ベースのIDCのデータではHuaweiのシェアが11.3%で、12.0%のAppleに肉薄している。4位のOppoは44.1%増(798万台増)の2,609万台、シェアは1.8ポイント増の7.1%だが、ランキングに初登場した2016年第1四半期以降では最も伸びの小さい四半期となった。5位のVivoは70.8%増(1,008万台増)の2,432万台で、シェアは6.6%(2.5ポイント増)。2016年第3~第4四半期に5位だったBBK Communication Equipmentの数字をVivoの数字だと仮定(VivoはBBK系列)すれば、3四半期連続で1,000万台以上増加し、シェアは4四半期連続で2ポイント以上増加していることになる。
OS別の販売台数は第1四半期からWindows PhoneとBlackBerryがその他のOSに編入され、個別のOSはAndroidとiOSだけになっている。今回はAndroidのシェアが87.7%、iOSのシェアが12.1%という数字に本文で言及されているのみだ。昨年同四半期の数字と比較するとAndroidは2,427万台増でシェアは1.5ポイント増、その他のOSは232万台減でシェアは0.7ポイント減となる。iOSはベンダー別のAppleの数字と同じだ。
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