夏の甲子園ベスト8決定、3回戦8試合の激闘

　阪神甲子園球場で行われている夏の全国高校野球選手権は18日と19日に3回戦8試合が行われ、ベスト8が決まった。18日に天理（奈良）、三本松（香川）、明豊（大分）、東海大菅生（西東京）が、19日に盛岡大付（岩手）、花咲徳栄（埼玉）、広陵（広島）、仙台育英（宮城）が勝ち、20日の準々決勝進出が決まった。

　天理は神戸国際大付と対戦、1-1からの延長11回に1点を取り、2-1で接戦を制した。

　三本松は二松学舎大付と対戦、5回にスクイズで先制し6回にも追加点、最終回に3点を取り反撃を2点に食い止め5-2で振り切った。

　明豊は神村学園と対戦、5-2とリードしての最終回に3点を取られ延長戦に入ると12回にも3点を取られ大逆転される。しかしその裏に2アウトランナーなしから4点を取る大逆転返しに成功、9-8で劇的な勝利を奪った。

　東海大菅生は青森山田と対戦、序盤から得点を重ねて優位に進め青森山田にリズムを作らせないまま9-1で圧勝した。

　盛岡大付は済美と対戦、打撃戦となり5回には満塁ホームランで済美を一気に突き放すとその裏には逆に満塁ホームランで追い付かれる。しかし延長10回に5点を奪うとそのまま逃げ切った。

　花咲徳栄は前橋育英と対戦、1回に4点を取ると流れは変わらず10-4で押し切った。

　広陵は聖光学院と対戦、1回に1点を先制されるもすぐに2点を取って逆転し、5回にも3点を取られるとすぐに2点を返して同点に追い付く。そして9回に2点を取っての粘りの逆転勝ち。

　仙台育英は大阪桐蔭と対戦、7回まで0-0の投手戦であったが、大阪桐蔭が8回に1点を取る。しかし9回裏に仙台育英が2点を取りサヨナラ勝ち、大阪桐蔭の春夏連覇は消えた。