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「屋内熱中症」から夏休み中の子供を守る方法 自宅にも危険が
一般に体温調節機能が十分に発達していない乳幼児や体温調節機能が低下している高齢者は、熱中症にかかりやすいといわれ高温多湿の季節、自宅での屋内熱中症について一層の注意が必要である。[写真拡大]
気象庁の発表によると、2017年夏の天候の見通しについて気温は例年に比べ高くなる見込みで、8月下旬から再び“猛暑”のピークを迎える見込みだ。今年は9月になっても暑さが続くとのこと。高温多湿の季節、心配なのが熱中症で特に在宅時間の多い高齢者や乳幼児・子供の熱中症死亡率が高いことから、自宅での屋内熱中症について一層の注意が必要である。
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KDDI〈9433〉の行った調査によると「屋内熱中症」という言葉についての具体的な発生場所や内容についての認知は、30?40%程度と低く、あまり浸透していないようだ。同じ家の中でも、風通しの悪い場所では熱がこもりやすく、熱中症が起こりやすくなる。また、全国の病院等で熱中症と診断された患者では、「エアコンを利用していない」症例で重症度が高いことが確認された。浴室やトイレ、締め切った寝室なども要注意である。暑熱が持続することに
よる影響も懸念されており、猛暑日が続いた後などは一度暑さが収まっても継続した注意が必要となる。
夏休みなどで子供の在宅・留守番が多くなる時期だが、家庭の自宅外勤務時(外出時を含む)の「子供の屋内熱中症」については、「心配している」(72.7%)という回答が70%を超える結果となり、その関心の高さが伺えた。また、「心配している」と回答した人のうち、そのことが仕事に影響するかを尋ねたところ、「とても影響する」(42.7%)「影響する」(39.9%)という回答を合わせると、80%を超える結果となった。
保護者不在時における「子供の屋内熱中症」以外の心配事については、98%の母親が何らかの心配事を抱え、「不審者が現れないか」(58.3%)という回答がトップ。働く親にとって、子供の体調や安否や自宅の安全が業務にまで影響を与えることが明らかとなった。子育て世代の切迫した課題といえそうだ。
近年ではスマートフォンとセンサーやネットワークカメラなどのデバイスを活用し、外出先でも家族や自宅の状況把握、家電の遠隔操作などがおこなえるIoTサービスが始まっており、外出の多い共働き夫婦などで注目が集まっている。こういったサービスの利用ニーズについて、「子供に利用したい」(71.7%)、「ペットに利用したい」(60.3%)と数値の高い結果となった。
熱中症は、7月下旬から8月上旬の梅雨明け直後に特に多く、また梅雨の晴れ間で急に暑くなったときなどにも起こりやすい。今年は8月上旬でも湿度が高く曇天の日が多い為、まだまだ注意が必要だ。一般に体温調節機能が十分に発達していない乳幼児や体温調節機能が低下している高齢者は、成人よりも熱中症にかかりやすいといわれる。屋内・屋外問わず、油断せずに熱中症対策を行う事がまず重要である。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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