関連記事
アメリカの電子投票機、DEF CONで簡単にハックされる
記事提供元:スラド
7月末に米国で開催された大規模セキュリティカンファレンス「DEF CON 25」で、アメリカの選挙で利用されている電子投票機のハッキングチャレンジが行われた。その結果、1時間程度で電子投票機への侵入や投票結果の改ざんに成功したという(GIGAINE、THE HILL、Slashdot)。
このイベントでは30台の投票機が用意されたが、最終的にはすべてがハックされてしまったという。これら投票機のファームウェアは2007年に作成されたもので、すでに多数の脆弱性が知られている状態だそうだ。
ただ、実際の選挙の際には電子投票機はインターネットには接続されず、独立したネットワークに接続されることや、電子投票機は地方毎に購入や利用が行われるため、全国の電子投票機を一斉に不正操作するといったことは難しい点などから、実際に電子投票機を攻撃して選挙結果を変えるようなことは簡単ではないという。
スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | アメリカ合衆国
関連ストーリー:
今年のDEFCONで米国選挙で使用される投票機のハッキング大会が企画される 2017年05月29日
電子投票機を改ざんできるという主張を受けてインド選挙管理委員会がハッキングコンテストを開催へ 2017年05月25日
セキュリティ会社、電子投票機のハッキングは簡単にできると方法を公開 2016年11月10日
米国の電子投票システム、ずさんなセキュリティ 2015年04月21日
米大統領選、オバマ氏が再選を果たす。いっぽう電子投票機には問題も 2012年11月07日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク