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【注目銘柄】栄研化学は上場来高値更新、18年3月期第1四半期進捗率高水準で通期予想に増額余地
臨床検査薬の大手で、便潜血検査用試薬(OC)が高シェアである栄研化学<4549>(東1)の18年3月期第1四半期は増収増益だった。進捗率が高水準で通期予想に増額余地がありそうだ。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期第1四半期の進捗率高水準で通期予想に増額余地
18年3月期第1四半期(4月~6月)連結業績は売上高前年同期比5.6%増の87億20百万円、営業利益が4.7%増の11億11百万円、経常利益が5.7%増の11億31百万円、純利益が6.0%増の8億21百万円だった。
国内は便潜血検査用試薬・装置の売上が順調に推移し、微生物検査用試薬で迅速検査キット(イノムキャッチシリーズ)の売上が伸長した。海外は便潜血検査用試薬・装置およびシスメック社向け尿検査用試薬・装置の売上が大幅伸長した。
通期の連結業績予想は売上高が17年3月期比7.7%増の358億40百万円、営業利益が22.8%減の30億70百万円、経常利益が25.3%減の30億70百万円、純利益が25.3%減の21億80百万円としている。
集中的な研究開発投資等の一時的費用増加で減益予想としている。ただし通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.3%、営業利益が36.2%、経常利益が36.8%、純利益が37.7%と高水準である。通期会社予想に増額余地がありそうだ。
■株価は上場来高値更新、好業績評価して上値試す
株価は上場来高値更新の展開で、7月27日には3955円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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