【業績でみる株価】住江織物は年初来高値更新の展開、18年5月期大幅増益予想

2017年7月25日 15:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 カーペットや自動車・車両内装などを主力とする繊維メーカーである住江織物<3501>(東1)の17年5月期は一過性費用などで減益だったが、自動車・車両内装の好調で営業利益は上振れた。そして18年5月期は大幅増益予想である。株価は年初来高値更新の展開となった。上値を試す展開が期待される。

■17年5月期は一過性費用で減益だが、18年5月期は大幅増益予想

 17年5月期の連結業績は、売上高が16年5月期比1.5%減の960億38百万円、営業利益が同49.2%減の12億97百万円、経常利益が同52.7%減の13億64百万円、純利益が同89.2%減の26百万円だった。

 為替の円高影響などで減収となり、米国子会社STAにおける会計処理問題再発防止に向けた対策費用や生産性改善費用の発生、本社ビル耐震工事に伴う事務所移転費用や物流センター移設費用の発生、持分法投資利益の減少、固定資産除却損の計上などで大幅減益だった。ただし自動車・車両内装の好調で営業利益は計画に対して2億97百万円上振れた。

 18年5月期連結業績予想は売上高が17年5月期比1.5%増の975億円、営業利益が同2.2倍の28億円、経常利益が同2.2倍の29億50百万円、純利益が同58倍の15億円とした。自動車・車両内装が引き続き好調に推移し、一過性費用の一巡も寄与して大幅増益予想である。

 なお第5次中期3カ年経営計画を策定し、目標数値は20年5月期売上高1020億円、営業利益34億50百万円、経常利益37億50百万円、純利益22億円、ROE6.0%とした。

■株価は年初来高値更新の展開

 株価は7月20日に313円まで上伸して年初来高値更新の展開となった。週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。また13週移動平均線が26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスが接近している。強基調を確認して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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