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【ジャガー新型SUV・Eペイス】3Dバレルロール(動画)・SUV機動性の新境地?
「SUVとは、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicl)。オフロード走破性が高く、一般道でも走る車」と解釈されている。そのため4輪駆動が当然で、最低地上高がセダンの16cm前後から5cm程度高く、20cm以上ある車と考えてきた。
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しかし、FFであったり、最低地上高が16cmとセダンと変わらず、スタイルが「ずんぐり、むっくり」としたセダンにしか見えないSUVが多く登場した。「カッコイー」と若者のみならず高齢者までも感じている様を、不思議に思ってきたのだ。
マツダ・CX-3が最低地上高16cmと聞いて「これSUV?」と聞き返してしまった。スバル・アウトバックをスバルの営業マンがステーションワゴンと言ったのでびっくり。「最低地上高は?」と聞き返すと「???」と返事がなく、巷ではSUV=ラフロードカーのイメージがなくなっていたようだ。
確かにSUVと言ってもラフロード走行をすることはほとんどなく、高速道路での旋回性能の高さにこちらが舌を巻いた次第だ。
最近ジャガー新型SUV・E-PACE(Eペイス)がイギリスの発表会で、スタントまがいの「バレルロール」を披露して注目を集めている。「SUVの機動性とは、このようなものさ」と言わんばかりだが、オフロード走破性能では確かに3D(3次元)のバランスが必要なのかもしれない。
Eペイスは、全長4395×全幅1984×全高1649mm、ホイールベース2681mm(Fペイス:全長4740×全幅1935×全高1665mm、ホイールベース2875mm)と日本の中では大型車だが、十分にコンパクトで操縦性能の高さを示したかったのだろう。
サスペンションは、100回/秒ごとに変化させる「減衰力連続可変式のアダプティブダンパー」を装備。ロールまで抑制する。また、ジャガー・ランドローバーの「オール サーフェス プログレス コントロール」も搭載し、オフロード走破能力は一級品だ。
エンジンは2リッターガソリン、ディーゼルエンジンを用意。ガソリンは249ps・300ps、ディーゼルは150ps・180ps・240ps。9速ATと6速MT、4WDと2WDを選ぶことが出来る。内装はジャガーらしい。
未開拓の中国奥地の影響で、オフロード走破能力に関しては「高級乗用車」でも4WD、それもカメラを使った予測運転に近い制御を導入するなど進歩が激しい。ジャガー新型SUV・Eペイスのトランクションコントロールなどは、消費者にその能力が目に見えにくいことなので、「バレルロール」に打って出たのであろうか?
これで確かに3Dサスペンションの次元に突入した実感はわくのであろう。
(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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