米国に3体目の少女像が設置

2017年7月3日 11:18

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記事提供元:エコノミックニュース

 米南部ジョージア州のブルックヘブン市内の公園に全米で3体目になる旧日本軍従軍慰安婦を象徴する少女像が設置されたと聯合ニュースが伝えた。

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 地元ブルックヘブン市のアーンスト市長は「少女像の設置が第2次世界大戦の歴史や現在行われている人身売買の実態を振り返る契機になればと思う」と述べたとも伝えている。

 聯合ニュースによると除幕式が6月30日午前(現地時間)に行われ「米南部では初めての少女像設置」になるとしている。また記事では除幕式に韓国から慰安婦被害者も参加したことを伝えた。一方「懸念されていた日本側の反対デモなどはなかった」としている。

 慰安婦に関して篠塚隆・在アトランタ総領事が地元紙のインタビューに答える中で「日本軍が女性を性的奴隷にしたという証拠はない。女性らはむしろ報酬を得た売春婦」と発言したことや「強制的に連行されていない」などの発言が物議を醸している。この総領事は「アジアの文化では、家族を金銭的に助けるため、女性が売春婦になることもある」とも発言。

 聯合ニュースは篠原氏の名前を伏せたうえで「日本の駐アトランタ総領事が慰安婦被害者は売春婦だったという趣旨の発言をするなど、日本側は少女像設置に強く反対している」と表現するにとどめ、日韓関係に配慮してか、抑制的な伝え方をしている。(編集担当:森高龍二)

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