【注目銘柄】ネオジャパンは安値圏モミ合いから上放れ、18年1月期増収増益予想で増額の可能性

2017年6月28日 16:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ネオジャパン<3921>(東マ)に注目したい。企業・官公庁向けソフトウェアのパッケージ販売およびクラウドサービスを展開している。18年1月期増収増益予想で増額の可能性がありそうだ。株価は第1四半期の大幅増益、7月1日付の株式2分割、さらに株主優待制度新設を好感して安値圏モミ合いから上放れの形となった。IPO直後の15年11月高値を目指す展開が期待される。

■18年1月期増収増益予想で増額の可能性

 18年1月期の非連結業績予想は売上高が17年1月期比8.7%増の23億円、営業利益が同10.3%増の4億32百万円、経常利益が同5.3%増の4億51百万円、純利益が同2.0%増の3億02百万円としている。

 6月9日発表した第1四半期(2月~4月)の非連結業績は前年同期比12.6%増収、38.5%営業増益、24.3%経常増益、25.5%最終増益だった。クラウドサービスでは利用ユーザー数の増加でdesknet'NEOクラウド版サービスの売上高が45.3%増と大幅伸長した。プロダクトでは中小規模ユーザー向けスモールライセンス、大規模ユーザー向けエンタープライズライセンスとも2桁増収と好調だった。

 第1四半期の進捗率は、第2四半期累計に対して売上高が53.0%、営業利益が87.1%、経常利益37.3%、純利益88.5%となり、通期予想に対しても売上高26.0%、営業利益37.5%、経常利益37.3%、純利益38.4%と高水準である。下期偏重の期初計画だが、通期予想に増額の可能性がありそうだ。

■株価は安値圏モミ合いから上放れ、IPO直後の15年高値目指す

 6月9日に株式分割を発表した。17年6月30日を基準日(効力発生日17年7月1日)として1株を2株に分割する。これに伴って配当予想も修正した。

 6月22日に株主優待制度の新設を発表した。毎年1月31日および7月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して、年2回一律に1000円分を贈呈する。17年7月末から実施する。

 株価は第1四半期の大幅増益、7月1日付の株式2分割、さらに株主優待制度新設を好感して急伸し、安値圏モミ合いから上放れの形となった。週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線が上向きに転じて先高感を強めている。IPO直後の15年11月高値を目指す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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