【業績でみる株価】石井表記は年初来高値圏、18年1月期第1四半期大幅増収増益で通期予想は増額の可能性

2017年6月18日 15:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 プリント基板製造装置の最大手で、液晶関連製造装置やディスプレイ・電子部品も展開している石井表記<6336>(東2)は、18年1月期第1四半期が大幅増収増益となり、通期予想は増額の可能性がありそうだ。株価は年初来高値圏で堅調だ。好業績を評価して14年9月高値を試す展開が期待される。

■18年1月期第1四半期大幅増収増益で通期予想は増額の可能性

 6月13日発表した18年1月期第1四半期(2月~4月)の連結業績は、売上高が前年同期比27.2%増の30億34百万円で、営業利益が同29.9%増の3億51百万円、経常利益が同51.4%増の3億44百万円、純利益が同69.6%増の3億11百万円だった。

 電子機器部品製造装置は21.9%増収、42.1%増益だった。プリント基板分野の受注が堅調に推移し、液晶関連分野では前期獲得した有力液晶パネルメーカー向けインクジェットコーターの大口案件の生産・出荷が順調だった。ディスプレイ・電子分品は31.1%増収、10.6%増益だった。アミューズメント向け部品分野、工作機械・産業用機械分野、自動車向け印刷製品が順調に推移し、子会社での受注増加も寄与した。

 18年1月期の連結業績予想は、売上高が17年1月期比31.0%増の123億24百万円、営業利益が同44.1%増の8億55百万円、経常利益が同84.6%増の7億69百万円、純利益が同29.6%増の6億26百万円としている。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.6%、営業利益41.1%、経常利益44.7%、純利益49.7%である。通期予想は増額の可能性がありそうだ。

■株価は年初来高値圏、好業績評価して14年9月高値試す

 株価は年初来高値圏で堅調に推移している。6月5日には1088円、13日には1075円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価して14年9月高値1158円を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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