ラグビー、日本がルーマニアに33-21で勝利 リポビタンDチャレンジカップ

2017年6月10日 20:32

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 10日、熊本市で行われたラグビーのリポビタンDチャレンジカップで日本はルーマニアに33-21で勝利した。2019年W杯日本大会でも対戦する可能性がある世界ランキング16位のルーマニアに対して課題も残したが、幸先の良い貴重な勝利となった。

 試合は前半開始5分、6分と立て続けにPGを許し6点を先行される。しかし12分、ラインアウトからクイックスローし右サイドに大きく展開、キックで転がすとそれを走り込んだ山田章仁が右隅にトライする。難しい位置からのゴールも小倉順平が決めて7-6と逆転すると、その後は日本がPG3本、ルーマニアがPG1本を決めるPG合戦が続く。前半37分、日本はラックのキープからボールを左右に展開すると最後は福岡堅樹が左隅へトライ、ゴールも決めて23-9とリードを広げる。

 後半開始早々の1分、日本のキャプテン、マイケル・リーチが攻撃に参加して裏に抜け出し中央にトライ、ゴールも難なく決め30-9とする。後半12分のPGで33-9にまでリードを広げるが、ここからルーマニアが反撃に出る。後半15分と25分にトライを奪われ、33-21で試合は終わった。

 5月10日に行われたW杯日本大会のグループ分け抽選会では、日本はアイルランド、スコットランドの他、ヨーロッパ地区予選1位、ヨーロッパ・オセアニアプレーオフ予選1位と同組に。ルーマニアは、ヨーロッパ地区予選となるヨーロッパ選手権で現在、すでに出場を決めているジョージアを除く予選対象国の中でトップとなっており、このままいけば、本大会で日本と対戦する。日本は引き続き17日、24日とW杯で対戦するアイルランドとのテストマッチに臨む。

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