全仏オープンテニス、錦織圭は雨で順延の3回戦を制す フルセットで

2017年6月5日 07:30

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 パリで行われている男子テニスの全仏オープンは4日、前日の雨で中断した錦織圭とチョン・ヒョン(韓国)の3回戦が再開された。今大会第8シードの錦織は世界ランク67位のチョン・ヒョンに7-5、6-4、6-7(4-7)、0-6、6-4のセットカウント3-2で勝利した。錦織は前日の試合ではセットカウント2-1でリードしながらもトレーナーに腰の治療をしてもらうピンチにあった。雨で中断したこともありチョン・ヒョンの流れを断ち切って2日間に渡る熱戦を制し、3年連続の全仏ベスト16を決めた。

 3日に行われた第1セットは、第1ゲームからブレークする好調な出足だったが、第8ゲームにミスで自滅しブレークバックされる。第10ゲームではセットポイントを握られるピンチもあったが、第11ゲームで2度目のブレークに成功するとそのまま第1セットを先取した。第2セット、錦織は第9ゲームをブレークして2セット連取する。

 しかし第3セットはお互いサービスキープが続きチョン・ヒョンにタイブレークで落としてしまう。すると第4セットは流れが一転、チョン・ヒョンが第1ゲームをブレークすると第3ゲームもブレークする。ゲームカウント0-3とリードされたところで錦織はラケットを地面に叩きつけ折ってしまう。ここで腰の治療に入るが中断となる恵みの雨となってくれた。

 4日、再開された第4セット、錦織はいいところなく0-6で落とす。しかし第5セットに勝負をかけていたかのように攻勢をかけ先に第4ゲームでブレークする。チョン・ヒョンも第9ゲームは粘ってブレークバックするも続く第10ゲーム、最後はダブルフォルトとなり、錦織が6-4でこのセットを取り、勝利した。

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