概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値下がり、指標悪化が嫌気される

2017年6月2日 09:34

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記事提供元:フィスコ


*09:34JST 概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値下がり、指標悪化が嫌気される
【ブラジル】ボベスパ指数 62288.52 -0.67%
1日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比422.95ポイント安(-0.67%)の62288.52で取引を終えた。63293.49まで上昇した後、一時62165.21まで下落した。
前半はプラス圏で推移したが、後半は売りに押された。国内の政治不安に伴う構造改革の遅れ懸念が高まっていることが改めて警戒された。テメル大統領が汚職の隠蔽に関与したとの疑いが浮上し、大統領が弾劾されれば、構造改革などが遅れる恐れがあるため、景気後退に逆戻りすると懸念されている。一方、経済指標の改善が支援材料。1-3月期の国内総生産(GDP)成長率(前年同期比)は-0.4%となり、前期の-2.5%と市場予想の-0.5%を上回った。また、利下げの実施も引き続き好感された。

【ロシア】MICEX指数 1869.66 -1.62%
1日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMICEX指数は前日比30.72ポイント安(-1.62%)の1869.66で取引を終了した。1904.82から1862.60まで下落した。

小動きで寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。米上院銀行問題委員会がトランプ大統領に対し、ロシアへの追加制裁を助言したとの報道が嫌気された。また、ブレント原油価格の下落も資源セクターの足かせになった。

【インド】SENSEX指数 31137.59 -0.03%
1日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比8.21ポイント安(-0.03%)の31137.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同5.15ポイント安(-0.05%)の9616.10で取引を終えた。

前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。弱い経済指標が圧迫材料。1-3月期の成長率は前期の7.0%から6.1%に鈍化し、市場予想の7.1%を下回った。2016年度(17年3月まで1年間)の成長率は前年度の7.9%から7.1%に鈍化した。高額紙幣の廃止に伴う流動性不足が小売りなどに打撃を与えた。

【中国本土】上海総合指数 3102.62 -0.47%
1日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比14.55ポイント安(-0.47%)の3102.62ポイントと5日ぶりに反落した。

指標悪化が嫌気される。取引時間中に発表された5月の財新・中国製造業PMIは、4月の実績(50.3)と予想(50.1)を下回る49.6だった。景況判断の境目となる50を11か月ぶりに割り込んでいる。商品市況安も重し。上海商品市場では、銅やアルミ、鉄筋などの先物が軒並み続落した。《CS》

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