卓球世界選手権、13歳・張本智和がリオ五輪銅の水谷隼に圧勝

2017年6月2日 07:48

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 1日、ドイツ・デュッセルドルフで行われている卓球世界選手権の男子シングルス2回戦で、13歳の張本智和が日本のエース水谷隼に勝利した。この日、13歳で世界ジュニアチャンピオンの張本智和は2回戦でリオ五輪シングルス銅メダリストの水谷隼を4-1で圧倒した。この勝利を国際卓球連盟(ITTF)も公式ツイッターで「衝撃的な番狂わせ」として速報し世界中を驚かせている。

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 張本は第1セットから猛攻を仕掛け、その勢いのまま一気に11-7、11-6と2セットを奪う。第3セットは水谷も粘りを見せるが14-12と振り切られ3セット連続で奪われ後が無くなる。第4セットは11-7と水谷が奪い返したが流れを変えられるまでには至らず、第5セットも張本が11-8で奪って歴史的な勝利を飾った。

 最後に水谷のボールがアウトになり試合が終わった瞬間、張本はガッツポーズを2度繰り返した。それから水谷に握手を求められ肩を叩かれ健闘を称えられた後、バンザイで喜びの感情を表した。水谷も「終始圧倒され特に良いところもなく敗戦したが、日本男子の卓球レベルの向上の機会になった、また0から頑張る」と語っている。昨年、世界ジュニア選手権で優勝し史上最年少の13歳で日本代表になった張本の快進撃がどこまで続くのか今、注目は集まっている。

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