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【バスケット】B1昇格を逃した広島、佐古HCが退団「3年間に感謝」
バスケットボールのB2西地区に所属する広島ドラゴンフライズの佐古賢一ヘッドコーチは30日、選手や後援会、ファンが集った「感謝の集い」の席上で2016-17シーズン限りでの退団を発表した。
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後任のヘッドコーチについては、31日時点では未定となっている。
■B2全チーム中2位の勝率を記録するも入替戦で敗れる
広島はB2リーグの西地区に所属。B2リーグでは46勝14敗で西地区2位、プレイオフはワイルドカードで出場も、全チーム中2位の勝率を記録。高いチーム力を見せつけた。
プレイオフではリーグ最高勝率の島根と対戦。1勝1敗と粘りを見せるも、第3戦で力尽きて敗退。それでも3位決定戦では群馬に勝利して、入替戦に進んだ。入替戦ではB1の横浜と対戦。終始横浜にペースを握られ、53-74で敗れてB1昇格を逃した。
■「最高の3年間だった」と振り返る
退団の発表は突然だった。
30日、広島市中区のホテルで「広島ドラゴンフライズ2016-17シーズン感謝の集い」が開催された。集いにはクラブをともに支えてきたパートナーや後援会関係者、シーズンチケットホルダーのファンらが出席し、選手と触れ合う場となっていた。
「来季こそB1昇格を」という声が出ていた時、佐古HCが壇上に上がり自らの口で退団を発表した。
壇上では「広島とはチームの立ち上げから3年間関わらせていただき、本当に自分の好きなようにチームづくりを任せていただけた。就任当初から3年間で結果を出すことを考えてやってきた」と振り返った。
その後、「Bリーグ元年となった今季、B1昇格を目指して全力で駆け抜けた。しかし、B1の横浜と入替戦を戦い大差で敗戦した。これは僕の力不足。悔やんでも悔やみきれない」と語った。
最後は「最初の3年間をHCとして携わることができ、本当に感謝している」と述べ、挨拶を締めた。
■来季こそB1昇格を
佐古HCも語っていたとおり、B2リーグでは上位で勝ち進んでおり決してチーム力は低くない。それでも入替戦では自分たちのバスケットができず、横浜に敗戦。B1す昇格を果たすことができなかった。
この事実は、広島に何か足りないものがあるということを示しているのではないだろうか。
しかし今回入替戦まで進んだことで、チームは1つ貴重な経験を積むことができた。これを糧として、来季こそB1昇格を目指して挑戦してもらいたい。(記事:夏目玲奈・記事一覧を見る)
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