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転職コンサルタントが太鼓判!ミドル対象の求人は給料が向上
「昨年と比較して、ミドル人材を対象とした求人の給与は上がっていますか?」との質問への回答。(エン・ジャパンの発表資料より)[写真拡大]
人口減少と産業構造の変化によって深刻な人手不足が続いている。帝国バンクの調べによると企業の49.9%が正社員不足と回答。一方、30代後半からの中堅社員の転職状況はどうなっているのか。エン・ジャパンが運営するミドル層専用の転職求人サイト「ミドルの転職」では、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「ミドルの賃金上昇」についてアンケート調査を行っている。
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単刀直入に、昨年と比較してミドル人材の対象求人の給与は上がっていますか?」と転職コンサルタントに質問。「上がっている」「どちらかと言えば上がっている」と回答したコンサルタントは62%だった。逆に、下がっているという回答は6%だった。
最も給料が上がっている年代は?という質問には、「40代前半(40~44歳)」<64%>。続いて「30代後半(35~39歳)」<42%>、「40代後半(45~49歳)」<20%>となっている。
気になる給料の上がり幅だが、50~100万円未満(74%)、100~200万未満(14%)、200万以上(6%)だった。提示給与が上昇している理由は「マネジメントポジションでの採用」「採用難での処遇改善」が最も多かった。
ミドルの給与が上昇している業種、トップ3は「メーカー」「建設・不動産」「IT・インターネット」。ミドルの給与が上昇している職種、トップ3は「経営・事業企画」「営業・マーケティング」「技術系(IT・Web/建築・設備)」。
求人は景気動向の影響を最も受けやすいとされるが、現状、多くの転職コンサルタントがミドル層の転職は今が狙い目と思っているようだ。一通りの仕事をこなして経験値が上がっている中堅社員かつマネジメントができる人材は引手あまた、どの企業も渇望している。給料アップ・待遇改善を狙っている人は、一度転職コンサルタントに相談してみてはいかがだろうか。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る)
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