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バドミントン桃田賢斗が1年2カ月ぶりの公式戦で完勝
27日、バドミントンの日本ランキングサーキット大会男子シングルス1回戦がさいたま市で行われ、桃田賢斗が公式戦に出場した。桃田が公式戦に出場するのは、昨年4月6日のマレーシア・オープン1回戦以来約1年2カ月となったが、和田周に2-0で完勝した。
桃田は、昨年4月に闇カジノ店での違法賭博行為が発覚し、日本バドミントン協会から無期限大会出場停止処分を受けていた。その後、勤務態度や地域貢献活動が評価され、15日に処分が解除されたことによる公式戦の出場であった。
試合はブランクを感じさせない元世界ランキング2位の実力を彷彿とさせるものであった。第1セットから力強いジャンピングスマッシュを5連続で決めるとそのままの勢いで21-7と圧倒する。第2セットもネット際に落とす得意技のヘアピンなどを随所に織り交ぜながら8連続ポイントを奪うなどして21-8で完勝した。登場の際の声援が次第にどよめきになっていく試合ぶりに、長い謹慎期間中もトレーニングを続けていたことがうかがえた。
試合後は声援に感謝するように周囲におじぎをして「信頼回復してもらえる人間としても強くなりたい」と語った。今後は東京五輪出場を目指し、11月から始まる全日本総合選手権での上位を狙っている。
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