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2017年度新入社員の特徴と育成ポイントは?エン・ジャパンが発表
人材採用のスペシャリスト「エン・ジャパン」が、自社が提供する新人研修プログラムを受講した2017年度の新入社員322名を対象に、企業が求める特性や能力を持つ人材を短時間で簡単に見極められる適性テスト『3E-IP』を実施した。
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2017年度の新入社員の特徴を端的に表現すると、「コミュニケーションにおいて周りを巻き込むことが苦手、自分の殻に閉じこもる」。2017年新人世代は、物心ついた頃からSNSなどのソーシャルメディアが浸透・普及しており、自分の気持ちや興味・関心ごとを発信・探すことはネットを通じて行う人が多い。そのため対面での意思表示が苦手な人が多いようだ。
仕事へのスタンス・取り組みは、他人との比較・競争を好まず、安定したキャリアと私生活を重視するタイプの人が多い。与えられた仕事を着実にコツコツとこなし、特定の分野で自分の能力やスキルを成長させたい志向が強いようだ。管理職や経営幹部へのキャリアへの興味や関心度は薄く、仕事とバランスを取りながら私生活の充実を重視する傾向も多くの人に見られた。
上記の特徴からみる2017年度新入社員の育成ポイントは「対話や接点を増やし、指摘する場所とタイミングを考慮する」と良いそうだ。今年の新人たちは、自己成長やスキルアップには前向き、そして指導者からのフィードバックや指摘は好んで聞きたがる傾向がある。一方、「主体性」「外向性」「評価・評判のストレス耐性」の低さから、「自分から評価を聞きに行く」ことが苦手で「失敗を見られたくない」という気持ちも強い。そのため指導者・上司からコミュニケーションの頻度を増やし、気軽に「報告・連絡・相談」ができる関係性を築くことで、新人との距離はぐっと縮まるだろう。
また新人を指導する際には、1対1で話せる空間を意図的に作るなど、対話する場所やタイミングを工夫することも重要だ。さらに、「小さな承認・賞賛を積み重ね、行動計画を完遂させる」「期待をかけ続け、新しいミッションへ挑戦を促す」ことで、仕事へのモチベーションを持続・向上させることができると分析している。
上記をふまえると少々扱いにくいと思う人もいるかもしれないが、特徴と育成ポイントを頭に入れておくことで新人は戦力となり、社内の仕事も円滑に進んでいくことだろう。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る)
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