関連記事
【注目銘柄】アルプス技研は上場来高値更新の展開、17年12月期増収増益予想で増額余地
アルプス技研<4641>(東1)に注目したい。常用雇用型の技術者派遣の大手である。17年12月期第1四半期は大幅増収増益だった。需要が高水準であり、通期増収増益予想に増額余地がありそうだ。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■17年12月期増収増益予想で増額余地
5月10日発表した17年12月期第1四半期(1月~3月)の連結業績は、売上高が前年同期比18.3%増の70億74百万円、営業利益が同24.1%増の8億71百万円、経常利益が同21.5%増の8億71百万円、純利益が同24.9%増の5億76百万円だった。
主力のアウトソーシング事業が同16.5%増収と好調だった。主要顧客である自動車関連分野が堅調に推移し、半導体分野も回復傾向だ。稼働率は高水準を維持し、稼働人数、契約単価とも上昇した。前期買収した子会社も寄与した。またグローバル事業も同98.5%増収と拡大した。
17年12月期通期連結業績予想は売上高が16年12月期比8.4%増の290億円、営業利益が同7.5%増の30億70百万円、経常利益が同7.5%増の31億70百万円、純利益が同7.1%増の21億30百万円としている。
第1四半期の進捗率を見ると、第2四半期累計(1月~6月)予想に対して売上高が49.6%、営業利益が61.3%、経常利益が59.3%、純利益が57.0%と高水準であり、通期予想に対しても売上高が24.4%、営業利益が28.4%、経常利益が27.5%、純利益が27.0%と高水準である。第2四半期累計予想および通期予想とも増額余地がありそうだ。
■株価は上場来高値更新の展開、好業績評価して上値試す
株価は5月11日に4095円まで上伸した。3月28日の4000円を突破して上場来高値更新の展開だ。その後は上げ一服の形だが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【編集長の視点】エルテスは続落も新サービス提供開始で成長可能性を見直し直近IPO株買いの再燃が有力(2017/01/06)
・【株式評論家の視点】キャリアは「働き方改革」の推進で、アクティブシニアの就労機会を創出(2017/01/07)
・【編集長の視点】スタジオアタオは反落も独自ビジネスモデルの高評価が続き直近IPO株買いで上値チャレンジ余地(2017/01/10)
・【株式評論家の視点】アグレ都市デザインは価格以上の価値を顧客に提供できることが強み(2017/01/11)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク